明日の発売日を前に、一冊の旅の情報誌が送られてきた。取材協力のお礼にと、ご好意で頂いた。
今回発売の雑誌は、秋の行楽シーズンを前に、東北地方を紹介するものなんだけど、その中に4ページほどの僅かなスペースで「秋の新潟ゴールデンドライブコース」という特集を組んで、新潟のお薦めスポットを紹介する企画なんだね。
取材は、7月の半ば頃だったが、その時のスタッフ二人(記者とカメラマンさん)が、偶然にも初めて牧之庵の取材に来ていただいたスタッフと同じ方だったんだね。
牧之庵が開業して暫く経った頃、新規のオープン店の紹介で初めて雑誌の取材を受けたんだね。
ろくに宣伝をしていなかった牧之庵だったが、お陰様でそこそこの反響があったんよ。
初めての取材だったから、その記憶は鮮明に残っているんだよ。
その時に御紹介頂いたのがこの写真。
紹介の記事もさることながら、写真も見事なんだね。
この時のキャッチフレーズが「趣のある民具に囲まれた民家でもてなす、なめらかな純手打ちそば」ってんだけど、以来牧之庵では、失礼ながらパクらせていただいて「懐かしい民具に囲まれて、里山の現住民家でもてなす純手打ちそば、初めてなのに何故かなつかしい」と、店のキャッチフレーズにしたんだね。
このカメラマンさんは、峠一つ越えた、お隣の市に在住なんだけど「サンタの写真日記」でブログを書いておられるんだね。
拝見して知ったんだけど、できる限り自然の光の中で撮影するんだそうだ。
人工的な光はなるべく使わず、可能な限り自然光のチャンスを覗って、良い光が飛び込んできた瞬時を捕らえるんだとか。
さすがにプロだよね。僕のまた撮りの写真技術では、到底現物を紹介することは不可能だ。
縁側沿えに微かに写っている、水の流れと石臼、成る程、素人見でも素晴らしいコントラスト、自然光の柔らかい光、何とも言えない味が出てる。
店の雰囲気は、自然光の中で撮影するが一番と、プロがブログで綴る。ウ〜ム、なるほどね〜!
以来、後発の雑誌では、この時の記事がベースになってしまったようだ。
「築90年の古民家で・・・・」、いつの間にか、90年が定着してしまった。
正直言って、何年経ってんのかは、全く不明なんだね。部分的に大改造しちゃったから、何とも言えがたしなんだよね〜。
昨日送っていただいた情報誌から。
少しは変わり映えのするようにと、ドンブリを幾つか見ていただいて、この器を使うことになったんだ。
数え切れないほど、皆さんに紹介いただいたが、今まで一度も、ぶっかけそばの撮影用には使っていない、濃い藍色をベースに梅の花が白で描かれている8寸鉢だ。
これもまた、見事に自然光を捕らえてさすが!って感じだね。
今回の写真 初回の写真