☆豆柿のもぎ取り
今日の定休日は「柿渋作り」を予定していたんだよ。
昨年も作ったんだが、殆ど使わず寝かせて置いたんだね。
材料となる渋柿は、分家の豆柿なんだが、昨年からもぎ取って使い出した。
分家の親爺(牧之庵のすぐ真ん前、僕の弟)は、この豆柿を承知で植えた訳じゃないらしいんだね。
柿の木が大きくなって、気が付いたら、いつの間にか豆柿が成っていた、って程度らしいんだ。
だから、ほんとは切りたいらしいんだね。
僕も去年までは、まさか分家に豆柿があるなんて知らずにいたんだね。
いつから成りだしたのか不明だが、何れにしても、木の大きさからして3、4年だろうね?
折角大きくなって成りだしたんだから、切るのは勿体ないと、無理に自分本位で制しているんだけど、要らない側からしたら、なんの訳にたつわけで無し、全く無用の長物なんだ。
そんな長物を、今朝もぎ取ったんだね。親爺曰く「根元から切り倒してもいいよ」だってさ。
高枝切り鋏で枝を切り取り、一粒ずつもぎ取って、水に浸して水洗いした。
しかし、時間が無くなってきた。
実は、今日は1年坊主の授業参観日、取りあえず水に浸したままで中断した。
時間は9時半を回っていた。
☆1年坊主の授業参観
なんだって?
一時間目が国語、二時間目が体育、算数・・・・・。ババは、3時間目の算数の時間に行きたいらしい。
今日は、全校児童全員の参観日。一日中、誰が何時何処の教室に出入りしてもいいらしい。
兎に角、ババのご希望に合わせて、三限の算数の時間に間に合う様にと出掛けたんだね。
授業が始まった。担任は若い女の先生。
さ〜て、学校にあがる前は、あれだけのやんちゃ坊主、しっかり落ち着いて勉強ができるんかいな?
フフ、やっぱりね〜。先生の言うことなんか聞いちゃいない。
後ろにいる、ジジ、ババが気になって、振り返ってばかりいる。
気を散らしたらいけないと、気を利かして教室を出たら「あ!ジジとババが居ない!」外でも聞こえる大きな声、参ったね〜。
場所を変えて、教室の入り口前方から孫を見ると、今度はジジを見つけて「先生!あの眼鏡の人が僕のジジだよ」と叫ぶ。
先生もチラッと僕の方を見て、軽くにこやかに微笑んでお辞儀した。
参った!ほんとに参ったね。この坊主、まだ1年生に成りきらない?
まあいいか、ちょっぴり落ち着きがなくて、先生の話にも集中できない様だが、声だけはでかい、ほんとに分かってるんだか、手だけは挙げていた。
まあね〜、3年生くらいになって、少しは落ち着いて意欲がでれば、元は誰かに似てるんだから大丈夫?
元氣が何よりだ。
見贔屓でも何でも、馬鹿ジジババの参観日。
自分の孫が一番よ。
☆帰って再び「柿渋」作り
そんな訳で中断の「柿渋作り」の続きだよ。
浸しておいた豆柿を、綺麗に洗って作業開始よ。
以前のブログで何回か紹介したから、今回は手順を省略するね。
手順に添って作業は進む。
すっかり作り終たら4時を回っていた。
☆シソの実(穂紫蘇)
柿渋作りを終え、今度は「シソの実」だが、早いものは、しっかりと実を固めた。
牧之庵では、塩漬けにして薬味に添えるが、ここまで来たら新しきが一番、先走りを摘んで塩で漬けた。
本格的に漬け込むには、ちょっと早い感じだが、明日からは青々として香りの良い穂紫蘇を添える。