☆昨夜が、おら方の十五夜様
諦めていた十五夜の月も、8時頃から雲が薄くなって、ほんの一瞬顔を出してきた。
空の黒い部分が、月明かりも透さない厚い雲なんだね。
孫等は、お餅をいっぱい食べて、季節外れの花火に興じている。
親爺は珍しく、おら方の十五夜と満月が重なったので、写真に収めようかとチャンスを伺ったが、完全に雲の切れ間から顔を現す事はなかったよ。
雲を被りながらも、時々見える満月を仰ぐ。
子供や孫達が全員揃った昨夜の十五夜様。我が家では、お月見会と、90歳を過ぎた母親の敬老会。
このところ、自分より年下のお仲間が、次々にあの世に旅立ったから、気を落として弱気になっていたが、みんなからプレゼントを貰って上機嫌、曾孫たちと十五夜様のお参りをして、縁側で歌い出した「ウサギ、ウサギ、何見て跳ねる、十五夜お月様♪♪・・・・・」ちょっと外れた音程に「お婆ちゃん、ちょっと変だよ」と、曾孫等に笑われて。
1年坊主の歳頭の孫は、お餅が大好きで、4個もペロリと平らげた。
そんな十五夜の秋の夜長のひととき、刻は足早に過ぎていく。気が付けば、秋の彼岸がすぐそこまで来ている。
お盆を過ぎて1ヶ月ちょっとだが、もう4日後(20日)には秋の彼岸入り。ご先祖様も行ったり来たりで忙しい。
☆今日の秋
庭のガマズミが真っ赤になった。折々に変化する秋の庭先、ホトトギスやリンドウも咲き出した。
畑でも、飾り茄子が真っ赤に色付き、トウガラシ(タカノツメ)も真っ赤になって辛そうだ。
人なつこい赤トンボが一匹、花を終えて実を付けたギボウシの天辺に留まっている。カメラを近づけても逃げようとしない。大きな目玉をクリクリして、不思議そうに首を傾げる。
田圃は一面に黄金色に染まり、周りでは、あちこちで稲刈りが始まった。今もコンバイン(稲刈り機)の音で賑やかだ。