夕方には、うっすらと夕日が 周りには稲がなくなった(遠方が牧之庵の田圃)
辛うじて雨を免れた日曜日、どんよりと雲の掛かった秋空だが、農家はこの時とばかり、連日の雨で乾ききらない稲を承知で刈っている。
皮肉なもんで、稲刈りが一段落した頃には、決まって秋晴れの天気回りになるんだね。
牧之庵の米が出来上がって、昨日届けて貰ったんだよ。昨年より豊作だったよ。とは言え、去年が悪かったからね〜。早速、今年の新米の出来具合を確認したんだが、綺麗な米だね〜。適当に青米が混じって整粒具合も上々、間違いなく1等米だよ。
10月1日から「新米キャンペーン」が始まるでしょう。だから、明日精米してサンプル米を提出するんだね。駆け込みセーフで間に合った。
この近辺の稲刈りは、僕等の集落界隈が一番早くて、今日で殆どの田圃を刈り終えた。
お昼の営業を終えて、孫との初顔合わせでババと病院に行ってきた。
帝王切開のため、予定日より早くに出たためか、幾分ちっちゃめだが、とっても元気そうだった。女の子だが、顔立ちは長男坊と瓜二つ、兄妹とてよう似ているものだね。
面会は、血縁関係の近いもの(両方の子供の親まで)に限って許されるんだそうで、僕の母親も会いたがっていたが、無理だと知って諦めたんだよ。
数年前までは、ベビールームのガラス越しで誰もが簡単に見られたんだが、最近は直ぐに病室の母親の手元に預けられるから、我々でも自由に抱けるんだね。
三年ぶりで、生まれたての赤ん坊を抱いて来たんだ。気持ちよさそうに眠ってた。
帰ろうと病院の外に出たら、兄弟の孫達が父親と一緒に着いたところ。この坊主等も妹と初対面だ。
どんな思いで赤ん坊を見るのかな?特に次男坊は、今までママにべったりだったから、複雑な心境なんだろうなあ、って思いながら帰ってきたんだね。
気の早いババは、帰宅途中で「命名紙」を買ってきた。それも2枚?一枚は子供等の家に、もう一枚は牧之庵用なんだそうだ。
ところで名前は?まだ内緒なんだそうよ。
一足先に勝手に命名して貼っちゃおうか、そんな冗談をとばしながら帰ってきた。