今まで何回も御紹介させていただいた人、趣味の写真家「高橋徹」さん。
今回も、第16回新潟県写真家協会展(公募展)に見事入賞(特別賞受賞)された。
今回の公募テーマは「やっぱり新潟 好きだな新潟」
高橋さんの今回のタイトルは「静かな漁港」
まったく、ド素人の僕が評しては、はなはだ恐縮だが、今までの彼の受賞作品は、どちらかと言えば「光と影のコントラスト」を巧みに捕らえるのが、彼のモチーフじゃなかったろうか?
今回の「静かな漁港」を拝見すると、一味違った作風が見える?(例によって、また撮りで失礼さん)
寝静まった漁港に雪が降った。街灯が二つ見える。漁村は、すっかり眠りについて、民家からは、明かり一つ見えず寝静まったいる。静寂の世界、真っ暗の海。
真っ暗の海に、三本の桟橋が雪を被ってクッキリと浮かび上がる。こんなに家並みがはっきり見えるって事は、明け方だろうか?暗黒の海、昨夜降った雪だろうか?吹雪いた形跡はない。
海の黒と、雪の降った陸が見事なバランスだ。構図のセンスは、彼の得意とする天性のもの。実に見事だ。
ちなみに、ここは「小林一茶」ゆかりの地、出雲崎の漁港だそうな。コメントでご指摘いただきました。一茶でなくて良寛でした。失礼しました。
本物は、牧之庵に展示してあります。機会がありましたら、今までの作品2点と、合わせてご覧下さい。
☆参考までに
http://d.hatena.ne.jp/bokusian/20060629
http://d.hatena.ne.jp/bokusian/20060911
http://d.hatena.ne.jp/bokusian/20080107