予期せぬ「クルミ」朗報
秋深まりし霜白く降るころ。次節気(15日後)は「立冬」なんだね。早い、早い駆け足で過ぎる。
暫く続いた秋晴れも、少し崩れてきたようだ。朝、パラパラと小雨が降り出したが、直ぐ止んで風に変わった。
一日中風が吹いていて、暖簾が動いて満足に掛かっていない。幟旗が何枚も千切れて交換した。
数日前に村の人からの伝言を、ババが忘れてしまっていたんだよ。今朝になって「お父さん、数日前に〇〇さんから電話があって、クルミがいっぱい落ちているので要るんなら拾っても良いそうよ。なんか、ひめっクルミとか言っていたよ」と、流れの掃除の最中に知らせに来たんだね。
今年のクルミ拾いは、すでに最後かと思っていたが、願ってもない朗報に、早速下見に行ってきた。成る程、かなり小粒のヒメクルミだが所狭しと落ちている。いったん帰って支度をしてから出直した。
へえ〜、今年はクルミが不作で、あんなに苦労して探し求めたってのに、有るところにはあるもんだね。それもこんな近くに有るなんて・・・・・・。
これから、そばを打とうとしていた矢先、時計は8時を回っていた。夢中で拾っていたら時間の経つのを忘れていた。やばい!もう9時半だ!!途中で止めて急いで帰宅したんだよ。
1時間半ほど費やして、こんなにいっぱい拾ってきたよ。
またしても、予期せぬ行動、店が終わってから行けばいいのに、と思いつつも・・・・・・・・
閉店終、試しに洗ってみたんだね。ちっちゃいんだよ、ホントに小さなヒメクルミ、こいつを割るには親爺が苦労させられるね。1粒は一粒でも、容器いっぱいに割るには、オニグルミの倍は掛かる寸法だ。
収まるところに収まった
そう、またまたつまらない破れ太鼓のこと。変わり映えがしないね。まったくつまらん(おらもそう思ってる)
柿渋塗って、いい味出してる(自称自賛)破れ太鼓だが、取りあえずはと思って、ババの生け花コーナーにドシ〜ンと置いた(昨日の写真)。生けた瓶より数倍大きな太鼓、それも真ん前に控えるから、ババの生けたツルウメモドキが死んじゃった。ちょっとここではヤバイかな?と思いつつ置いたんだが・・・・・・・
案の定、僕がクルミ拾いに行っている間に、良い感じで収まってたよ。
見るに見かねてババが、重い太鼓を動かして、生け花容器のカバーになってた。
ウ〜ム、真ん中に座ってドッシリとバランスが取れて良い感じだね。
ツルウメモドキも、太鼓も無事収まって、めでたし、めでたし。