東京さでは、桜の開花宣言が出されたそうな。
そりゃそうだろうや、この雪国にして、この暖かさだからね。
ほんの2.3日前まで蕾だった雪割草が、次々に花を開いてきた。
通常は、雪の消えた後から順次開花していたんだが、今年は未曾有の少雪と、季節外れの雨の連続、五月晴れの様な気温で、瞬時にして春に移行したから、みんな同時に開花するんだね。
先日の蕗の薹も然り、全く奇妙な光景だ。
徐に雪が消え、ゆっくりと姿を現し、徐々に春先の陽光を浴びながら生物の営みがあるのに、雪割らずして、雪割草が一斉に咲く。
今年に限っては、その名もそぐわないし、何か別世界にいる感じがする。
予報では、明日から崩れ、週末まで雪のマークが出た。ここ数日の小春日和を見るからには、俄に信じがたい。
ところで、蕎麦屋の親爺だが、あまりの暖かさに仕残した雪囲いを外そうかと思案に苦慮しているんだね。
予報が予報だから無理もないが、落葉樹は縄で縛られて苦しそう。
新芽が膨らんで来たからね。早いものは葉も開いたんだよ。
自然ってやつは、気向きなところがあって、手回し良くすると希に意地悪するもんでね。最近の温暖化現象からか、季節の幅に異変をきたしてるから、確認がし難くなっちゃったんだよ。
極端に冬が短くなって、春が早く巡ってくる。と言うことは、このド田舎に住んでいても、はっきりと、巡り来る四季の移り変わりを、しっかり受け留められなくなっちゃうんだろうか?
もしかして、三季になっちゃりして?
そしたら、春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て?まてよ?そんなら、今までと同じの四季だ?
そりゃそうでしょう、そんなに極端に変わる筈ないでしょうや。
じゃあねぇ〜、どういう風に割るんよ?
普通は、12ヶ月の四等分でしょうが?あの24節気で分割すると?まあ、よう分からんよ?
兎に角、冬だけ短くなって、夏が長くなるんだなあ〜?
そうなると、四等分じゃ無理ってもんじゃ.......
今宵は、なに言いたいのか、よう分からんわい?