街道両脇の50軒ほどの茅葺き保存民家では、軒先にお土産処、蕎麦屋や、田舎料理の食事処等を開いている。
土舗装の広々と整備された両脇の掘り(水路)には、冷たい清水が滔々と流れている。最近になって整備されたと思われる間地石積みの水路には、各家ごとに洗い場が設けられ、夏にはサイダーやラムネ、朝採りの新鮮野菜等を冷やされる配慮がなされている。
軒先のお土産屋さんでは、数ある名産物や民芸品に混じって、近年ブームの吊し飾り、古布で作った小物品が所狭しと並べてあった。同じ物が、あれだけ揃うと見事な物だ。
ある一軒のお土産屋の前を通ると、何やら、そば打ち棒(麺棒)らしき物が、籠の中に立て掛けられている。こんなところに並べてあるやつだから、大したもんじゃなかろうて?物は試しと一丁取りだして品定め、長さは3尺と4尺もん、おや?なかなかどうして大したもんじゃ、値段は?もの凄く安い!ほんとかいな?そして軽い。
まあ、折角ここまで来たんだから、お土産代わりに買ってみるか、3,4尺を一丁ずつ買った。
早速帰宅して初伸し、重さが手頃で気に入った。
こいつは良い買い物じゃったねえ〜。