10月6日のこと
♪ カシクルミ
当初は心配した胡桃だったが、終わってみれば、いろんな人から教えて貰ったお陰で、初めての場所から、いっぱいの胡桃が調達できた。
もう充分な量を確保したんだが、こういう時に限って、有り難い情報が舞い込んでくるもんだね。またまた別の知人から、カシクルミの情報を聞かせていただいたんだよ。早速、偵察を兼ねて、拾いに行ってきた。
我が家から、10分足らずの近間だったが、カシクルミを拾うのは、初めての経験なんだよ。
早速現場について状況を確認したら、残念!先客が来たようで、目に付くところは殆ど拾い上げた後だった様だね。それでも、草むらを物色したら、少しは拾ってきた。
帰宅して、その胡桃を割って食べてみた?不味い!殻が柔らかいので簡単に割ることができるが、油分が全くなく、風味もなく、淡白なんだね。これじゃ、いっぱい拾えなくて、かえって不幸中の幸いだったよ。これじゃお店に出しても不評だからね。
「カシクルミ」 表皮が黒く腐っていて、拾ってきて直ぐに水洗いして乾かした。それでも、これだけあったね。
♪拾ってきた種々の胡桃
今までに拾ってきたクルミの種類は「オニクルミ」「ヒメクルミ」「カシクルミ」の三種類だが、これがまた、各々に大きさや形状が異なるんだよ。
鬼胡桃(オニクルミ)
楕円形で一番大粒 ごく一般のオニグルミ
10月7日のこと
♪蓮の花托(はすのかたく)
村内の蓮根を栽培している農家から、去年に続いて「蓮の花托」を頂いてきたんだ。これから、花が少なくなってくる冬場に向け、生け花に代わってババが飾るんだが、ツルウメモドキや、花オクラの種包と一緒に、春先の花が出回るシーズンまで、暫し楽しめるんだね。
切ってきた花托は、何本かに纏めて結わき、逆さに吊して乾燥させるんだ。そのまま飾ると、花托が重すぎて、花托と茎部の付け根が折れてしまうんだね。
早速、逆さ釣りにして納屋に吊したよ。
茎の色が茶褐色になるまで乾燥させてから使うんだが、水分が抜けきるまでには、かなりの時間が必要だ
♪ 柿渋の濾過
少し遅きの感だが、寝かせて置いた豆柿の渋を濾したんだ。例年だと、一度濾した柿の粕を、もう一度水を加えて寝かして、二度目の渋を取るんだが、今回は前の渋が沢山残っているので、一回で止めにしたんだよ。
今年で3回目の渋取りだが、年毎に黒ずみが増して来るのが判るんだね。
試しに19年、20年、今年の物を並べて比較してみたんだが、顕著だね。
今年は少なくて、これだけの柿渋 過去3回の色の比較(右から19年、20年、21年)