☆富山からお蕎麦屋さんの団体さん
今年最後の行楽連休が終わった。初日の土曜日は、冷たい雨が終日降り続いたが、残り二日は好天に恵まれ、願ってもない行楽日和だった。
牧之庵は、この三日間、団体様デーだった。
特に最後の昨日は、三組の団体さんのご予約を頂戴して、その内二組が「そば御膳」だったから、配膳が大忙し。
お早めにお越しの、10名足らずの小団体さんの「そば御膳」をお出しして、正午過ぎ20人の予約「そば御膳」の配膳に移った。早口の団体さんをお送りして、その後席には富山からのご予約が入っていた。
こちらは、事前オーダーがなく、来られてからの注文になっていた。
ところが、大口の団体さんから電話が入った。どうも1時間ほど遅くなるらしい?困ったな、オニギリをセットしたって言うのに、このままじゃ硬くなってしまう。皿にのせたオニギリを、回収して容器に移してラップした。
幸いにも、富山からのお客さんが、予定より早くお越しで、かち合わずに済んだのが幸いだった。
富山からは14名の団体さん。マイクロバスでお越しだった。
してオーダーは、皆さん全員で「天盛りそば」。
お手伝いのおばさんに、いろんな質問をしたらしい?繋ぎは何か?そば粉は?出汁は?
機転の利いたおばさん曰く「此所のオヤジさんは、そう言った基本的なことは、一切私たちにも秘密なんですよ」と、ウ〜ン、なんにも秘密なんかありゃせんが、当たり障りのない模範解答じゃね。
さてそのお客さんだが、帰り間際にアカして行かれたとよ。
全員が富山で現役のお蕎麦屋さんのご主人衆、いつも一風変わった蕎麦屋を探しては、食べ歩きの旅行をしてるんだとか。
いや〜、恐縮極まりなし。そんな一流さんが、ド田舎、ド素人の蕎麦屋なんぞに!ビックリしたね〜。
☆唐辛子(辛南蛮・タカノツメ)
辛南蛮(タカノツメ)が、真っ赤に燃えて、今朝すべてを切り取った。
どう考えても、こんな物は、そんなに沢山は必要ない。
春先に、苗を沢山作ったから、捨てるのも勿体なくて植えられるだけ植えて育てたんだね。
燃えるような赤、まさに「炎上」なり。
先日は、客間(茶の間)の竹で作った団扇差しに、小さい物を差し置いた。
連休前に、ババが客間(奥座敷)の花瓶に一枝差した。
生け花の材料が寂しくなってきたこの頃、真っ赤に燃える赤南蛮は、活力が漲り、炎が燃える!
昔から、魔除けになるとも言え伝わるが、その真意は定かではない。