開業から、7月15日で満8年を迎える。
開業当初は、使える物は満遍なく再利用して、新品を買わない様にと心掛け牧之庵を始めた。
喫茶コーナーも然り、当初の方針からすると随分掛け離れた感があるが、長い間営業していると、使い勝手が悪かったり、その場に不具合のもの、不つり合いの物が気に掛かってくる。
それでなくとも手狭なコーナーだから、茶道具の小物品や、お酒(日本酒や焼酎の瓶)を収納する場所に困っていたんだね。
当初から、再利用で使っている籐製品の収納家具は、見た目は良いが収納能力がなく、和室には不釣り合いだったんだね。
数年前に婿どんが、何処からか不要になった和風の家具を持ってきてくれたんだが、忙しさにかまけて放置して置いたんだね。
幸いにも、今年の異常気象で野外作業が出来なかったから、この際にと柿渋を塗っておいたんだよ。
定休日に野外作業が出来なくて、行燈の修理をしたことが切っ掛けとなって、昨日今日の営業時間の合間にちょっと手を加えて完成したんだ。
間もなく(7月15日)満8歳を迎える牧之庵、それまでに入れ替えをしようかと考えているんだよ。
僕の中では、これも雑用、お陰様で雑用に切れ間なしよ。
でもね、これが楽しみなんだから仕方ない。
同じ村に、40年来の付き合いの友人がいる。
もう2ヶ月も掛けて自宅を改装している。茶の間に囲炉裏も作った。
ようやく完成して、近々そこで一献かたむける手筈になってるんだ。
彼も好き者でね、何か記念の物を贈りたいと考えていたんだが、ちょうど似合いそうな古ダンスがあった。
早速、柿渋を塗って、化粧直しをして持っていこうと、また始まった。
際限なしのオヤジの雑用、イヤ〜これがまた最高におもしろい!