☆してやられたわい!
「おとうさん、池の中に冷やして置いたスイカを持ってきて」と、ババが叫んだ。
「あいよ、だども喰れるっぺかなあ?相当めっから入れっぱなしだすけ」
兎に角、言われたままに外に出て、池の中のスイカを取りに行った。
おおー、大丈夫のようだ、見た目はしっかりしてるし、入れたままの状態だな。
池の中に両手を入れてスイカを支えた。
あれ?なんか変だな、軽い???
裏返すと、中味が全くない!
さては?鯉の奴らの仕業だな。水中で下の皮を破ってすわぶったのだ。それにしろ、上部の皮はそのままに、上手に食べたもんだわい。
「してやられたわい!」
仕方なく、作業所から別のスイカを持って入り、冷蔵庫で冷やした。
☆畑では
花オクラ(トロロアオイ)の一番花が開いた。全体では、まだ2個咲いただけで、播種が遅れた分だけ、今年は遅れている。
異常気象に振り回された今年の畑作、梅雨時期の長雨と、梅雨明け後の猛暑で野菜の出来は最悪。
特に葉物に至っては、散々の出来ばえ、ナスは定植後の低温と長雨で、例年の半作にも及ばず、キュウリ、トマトも然り。
秋野菜はどうなんだろう?いまだ続く真夏日のような猛暑、大根を振り出しに秋野菜の播種が待っているが、些か不安の残る暑さである。