今日は「冬至」、冬至るも雪なし。ゆず湯で季節感に浸る。
雪は全く無いんだけど、世の不況と冬モードが重なって、牧之庵は開店休業なりよ。
それにしろ、今年の牧之庵は開業以来の不振だったね。
まあ、開業以来っていっても、たかが8年だけど、こんな短い商売の間に、いろんな事が次々と起こるもんだよ、ホントに。
それで商売、それが人生なんだろうけど、良い事って、なかなか長続きしないもんなんだよね。
平成って時代は、バブルが弾けて以来、不況の中にドップリと浸かりっぱなし。
それでも、おいらの生きてきた時代は変化に富んでいて退屈しなかったね。
戦後の貧しい時代、働け働けの高度成長期を経て、やがてバブルの絶頂期を見て崩壊へと、急転直下で現在の不況の源流に転げ落ちた。
直ぐに時代は平成と移行し、今日まで二十年の不況時代が延々と流れる。
経済成長の「踊り場」なる狭い場所で長い間待たされて、閉塞感の中でデフレとやらも経験しちょる。
まあ、一様に実態経済の浮き沈みを見聞できまして、それはそれで良い体験?となりました?とでも言っておきましょうか。
このロートルは終わりかけている身だが、子や孫達の行く末を考えるにつけ、たかが田舎の蕎麦屋如きも心配する。
核心に触れると、ゴチャゴチャとマジで反論が飛んでくるから、ただ一言。
「も〜う、こいつは駄目だ!何じゃありゃ?!!世も末じゃねえ〜、上様が古参家老に舐められちょる」
民主時代も短命だったね?本家本元よりも凄いわいね。どっちが、どっちだったんだか?
古狸に化かされた!干支に「狸」が仲間入り?