畳を剥ぎ取ってから、ほんの数分の間に床上に浸水してきた(写真左上)。30日の水害を受けて、牧之庵では急遽、翌日から復旧作業に取り掛かり、茶の間の床を張り替えた(写真右上は床を剥ぎ取っている状況)。
翌日には、タップリと水に浸かった灰を撤去(写真左上)、大工さんが入って茶の間(客間になっている)15畳の床板を張り替えた(写真右上)。
急いで剥ぎ上げたつもりの畳だったが、すでに遅かったようだ。底の部分が水に浸かって再生不能と職人さんに勧告され、全面入れ替えの処置をとったが、困ったことに常連の畳屋さんも災害に遭われ、仕事場が水浸し暫しの中断が余儀なくされた。
参ったのは囲炉裏の灰なんだね、こいつに限っては大量調達が難しい、タップリと水に浸かった灰はスコップで取り除いても粘土質の土の様だ。
取りあえず綺麗に撤去して、親爺が天日で乾かす事にした。その作業は、翌日の朝からすでに始まって(写真左上)、3日目で漸く灰らしくなってきた(写真右上)が、完全に干し上がるには完璧な夏日で一日が欲しい。
幸いなことに、水に浸かった畳は市の計らいで無償で処理費を負担してくれる。軽トラで親爺が処理場に運んだ。
それでなくとも畳は重い、水を含んだ畳の重いことったら、さすがのタフ親爺も悲鳴をあげるほどなんじゃよ。
明日から、座敷の床の張り替え、邪魔の畳が片付いたから、作業はスムーズに捗るだろう。
問題なのは畳屋さん、作業機のモーターが水に浸かって、おまけに週末の出来事だったから、予定通りに作業ができるのやら?
最悪の場合は、予定した復旧期間(7月31日〜8月3日まで)に完了できるのか?畳屋さんに掛かっている。
最悪の場合は、最長5日(金)までお休みを延長して、この週末(6日)には、なんとしてでもオープンしたいと頑張っておりやす。
まあ、新装オープンって事で、青畳の牧之庵(開業時でさえも青畳じゃなかったもんね)で、卯年最後の「厄払いそば」、厄を祓ってお盆を迎えましょうてね。