☆とんだ盆ぼち、盆月がきて
今日は「盆ぼち一日(ぼんぼちついたち」、八月のお盆月に入ったね。
この辺では、菩提寺に檀家の人が盆礼に行く習慣があり、おいらも朝食前に行ってきたんだ。
今回の水害は土砂崩れが酷いんだね。特に西山一帯(大沢、樺の沢、泉盛寺、天野沢等の)が著しく崩れた。その土砂を豪雨が流し、山並みに沿って走る上越線を押し退け、一段低くなっているガード下は湛水したり、濁流が潜り抜けて、かなり離れた下流まで真っ赤な土砂を運んだ。
我が家の菩提寺は、その被害が大きかった泉盛寺という寺だが、行く途中で目にする光景は、それは悲惨なものだったよ。
真新しい農機具が作業所から押し流され、押しつぶされて泥まみれ。新築中の民家に直撃して中に粘土質の土砂をタンマリ運び、見るに忍びなき無惨の姿。
寺の境内からは、無惨にも崩れて赤い地肌を出している田圃や山肌が、も〜う数え切れないほど見えた。何時になったら復旧できるやら、他人事ならぬ光景だった。
間もなくお盆だというに、もうすぐ稲は出穂だというに、非情なもんだわい。
お寺で交わす挨拶も「いいお盆月でございます」と、出掛かった言葉も濁してモゾモゾと、さえない挨拶。
左上の写真は、上越国際スキー場内を走る道路。土石流に飲み込まれて道路がなくなった!電柱が押し倒され、電線はズタズタ。
☆スイカがポッカリ!
スイカを栽培している人は、亀田屋のジジだが、今年は随分と元気な体になって農作業に勢を出す。ホント、ビックリするくらいの去年との差。
もっとも、去年の今頃は松葉杖を撞いての最悪の生活を送っていたんだね。股関節の難病で医者のたらい回し。
幸いにも、その道の名医と巡り会えて、去年の11月に手術をして大成功、今や、すっかり回復して田圃や畑作業にと頑張っている。
だが、世は非情なり。
丹誠込めて育ててきたスイカも、ご覧の通りスッポリ浮かんで気持ちよさそう。親爺はがっかり。