※遅い初雪に戸惑わされて時季も狂った小菊たち
暖かい今年のこの時期、遅咲きの白い小菊が一斉に開花してババは飾り切れなくて戸惑っている。
通常は、雪が降り込んでから咲く黄色の小菊が最後の咲き収めとなるが、今シーズンは初雪が遅い感じだ。
北海道では、初雪が観測史上最も遅いとテレビが報じるが、我が地方も今のこの感じだと直ぐに降りそうもない暖かさだ。
そんな暖かな気候の中、何時もであれば最後に寒中で咲く黄色の小菊が、咲き出している。
今がピークの白い小菊の終演を待てずに、時期を失して出番を急ぐ。
いや、ホントに暖かいよ。
昨日は、店を終わって冬支度の作業をしていたら、前の親爺が1杯やろうと誘われた。
前の駐車場にゴザを敷いて、今のこの時期は早い日の入りだが、その極限まで皆で飲んでいた。
さすがに、お日様が沈むと一気に気温が下がってはきたが、考えられないこの陽気、春先の花見時期と錯覚して、いともおかしな感覚だ。
こんなポカポカ陽気の年は、落葉樹の葉っぱの落ちがバラバラで、落ち葉の片付け掃除の切れが悪い。
だらだらと長引いて、雪が降らないだけに余計な作業が気掛に続く。
雪が降って仕舞えば、ど〜って事もない日常の雑事だが、初雪が遅いと目障りとなってくる。
早くに雪が降るのを待っている訳じゃないんだが、70年以上も付き合ってきた季節感は体が覚えている。
畑で咲く菊の花も、雪の降る降らないは関係なく、おかしな陽気に惑わされて開花するんだろうね。
はてさて、どうしよう?
これだけ一気に咲いてきた寒菊、ババに限らず栽培者のジジとて気掛かりじゃよ。