2年前のこと、お盆も過ぎて秋の気配を感じ始めて、8月も押し迫った初秋のある1日、その日は牧之庵の定休日。
ババと孫「好花(長女の子)」と一緒に長野方面に遊びに出掛けることにしていたのだ。
特別、何処に行くってことでもなかったが、いつも行く善光寺の門前に在る「おやきの小川の庄」、此処は小川村の皆さんが村おこしで経営している。
郷土の産物やお土産物を売るお店なんだが、実は、此処「小川の庄 おやき村」の実際の現地に行きたかったのだ。
この近くの美麻村というところには「美味しいそば屋」があることも、以前テレビで確認済み。この日は是非、この2カ所に行きたかったのだ。
好花のおむつ、着替え等を持って保育園に迎えに行く。無論、事前に母親から連絡を入れてもらってあった。
コンビニでおやつや飲み物を買って信州に向かう。久々のジジ、ババのお供に好花も大はしゃぎ。
「小川の庄おやき村」
国道117、18、19号と走り継いで上水内郡小川村「小川の庄」に着いたのはお昼の時間を過ぎていた。
曲がりくねった山道を登り切ると、山腹に山小屋風の建物がある。
お世辞にも立派な建物とは言えないが、なるほど、山村の素朴で、野趣たっぷり、これぞまさに「」「小川の庄」って感じ。
中に入ってみると、食堂とお土産屋さんになっていて、ちょっと奥に入ると、縄文時代の様な掘っ立て小屋があり、薪を燃やして、おやきを焼いている。
梁はススで真っ黒にすすけて黒光り、床は土間。面白いおじさんが、おやきを焼きながら講釈をしている。
この建物の中でおやきを焼いています
お昼は美麻村でそばを食べる予定でいたが、此処にも美味しそうな「小川のそば」が有るんで食べてみることにした。
地元のお母さん達が作っているようだ。そばを食べて、おやきをお土産に買った。
此処でそばを食べてしまったが、本当は美麻村新行の「山品そば」も食べてみたかったのだ。ここまで来たんだから是が非でも食べていきたい。
お昼の時間帯は大丈夫かなあ?急いで「小川の庄」を後にして、美麻村へと急いだ。
15分と走らないうちに看板を見つけた。「あった、あった山品そば」もう遅い時間だから閉店かも?山村の民家だ。
店前の駐車場には車1台もない。「ごめん下さい。済みません、もうおそばはだめでしょうか?」
「ああ、お二人さんですね。そばだけならできますよ」よかった。
店内には、此処を訪れた著名人の色紙がいっぱい。すごいなあ!。
北安曇郡美麻村新行「山品」蕎麦屋の玄関
☆はて?なんで橋本元総理の死去で美麻村を思い出したのか?いや−、大したことじゃないんです。
でも、思い出したんは事実ですから。その色紙なんですよ。驚いたことに、この山の中の僻地に、なんと来ていたんですよ。
橋本先生が!色紙に一筆、玄関前で皆さんと記念撮影。
僕が行ったのが04年の8月25日、この時期は日本医師会の1億円ヤミ献金騒動で責任を取って派閥会長を辞任(7月30日)した後。
もっとも、お店を訪れた時期が分からないか?
お騒がせして済みません。あまりの突然のご逝去にお悔やみ申し上げ、失礼いたします。 合掌