ギョロ、ちょと横目でこっちを見てる?
長月に入って最初の定休日。最近は、草取り機械の性能が極端に落ちてしまったので、牧之庵の庭も雑草の成長に覚束なくなってきた。
それも無理からぬ話で、母親も90歳の高齢、今だに当てにしているのが無理って事。
放置して置いた裏庭が草茫々、朝から草取り、庭木の剪定に終日を費やした。
昨日ほどではなかったが、それでも湿度が高くムンムンムシムシの状況下、愛用の麦わら帽子を被っての大奮闘。
聞けば台風9号が接近中とか、ジョギング並みのスローペースでゆっくり関東地方に接近中、明日は、この地方にも大雨、洪水、雷注意報が出された。
二百十日が過ぎ、時期的には台風シーズン、異常気象の中で台風どんもどうなるのやら。
そんな今日の庭園の管理中のこと、裏の池縁に花を終えたギボウシがあるが、その先端に「赤トンボ」が一匹。
まだ赤ん坊のようで、近づいても逃げようとしない。
正面から近づいても、気持顔を傾げて、不思議そうな仕草で僕を見ている様だ。
「そうだ!こいつ、写真撮ってくんどか」、デジカメを撮りに家に入って、再び戻ってきたが、そのままの状態でとまっていた。
先ずは真上から一枚、恐る恐る脇からもう一枚撮り終えた。待てよ?こいつ警戒感がまったく感じられない。
逃げてもいいやと正面にカメラを向けた、普通であれば動いた瞬間に飛び立ってしまうのだが、こいつは微動だしない。
それどころか、心なし首を傾げてカメラを眺めてる?ンン−?
可能な限りレンズを接近、やはり逃げようとはしない?一枚、また一枚、お陰で再接近で正面からのアホズラが撮れた。
もしやこいつは逃げないで手の平にとまるんじゃないの?そっと手を差し伸べたら飛び立ってしまった。
でも、遠くに行くでなし、ちょっと飛び立って、再び同じ場所にとまってしまった。
なんじゃいこいつは?まるでモデル並み、ポーズをとっていやがる。自由自在に写真に納めた。
珍しいんじゃないの?こんな近距離での写真は?ご覧あれ、「モデル並みの赤トンボ」
上手に撮れよ
ひょいっと どんなもんだい
今度はこっちからだ
どうだい ちょっとしたもんだろう