☆ホーキ草から紅葉を知らされる?
昨日は最高の秋晴れ、このところの冷え込みで山々は一気に紅葉が進んできた
。山々の紅葉を一にして庭先の「ホーキ草」も紅く染まる。
この変化を観察していると、山々の紅葉の進み具合を知ることが出来るから不思議だ。
全面が真っ赤に染まって、上端が茶色に変わった頃から落葉が始まり、秋も終わりを迎える。
←金城山
色付きを見せる金城山(左)、巻機山(右) ホーキ草 巻機山(百名山)
☆今夜は十三夜
昨夜は1年以上ぶりに営業を終えてから近くのリゾートマンションの風呂に行ってきた。
埼玉の友人が所有するマンションだが、牧之庵でマスターキーを預かっていて、何時でも利用させて貰っている。
子供等は時々風呂を利用させていただくが、僕は最近は億劫で遠退いていた。昨夜は少し冷え込む夜だったので、ババと三女に誘われるままに行ってきた。
外に出ると夜空にはお月様が煌々と秋夜を照らす。そう言えば、十三夜の頃なんだが?帰宅後、確認すると「十三夜」は明日(23日)の夜だった。
今朝は生憎の雨、7時を過ぎても辺りは薄暗く夜が明けない状態だった。それでも、お昼近くには止んで、雲の切れ目からは薄日が射してきた。
「十三夜は曇りなし」と言われるが、はてさて予報では「片見月」となりそうな気配がする。
ちなみに、僕の知る限りでは、我が地方での十三夜のお月見、お飾りの習慣はない。
☆セイタカアワダチソウ
何処から飛来してきたのか、牧之庵の前で「セイタカアワダチソウ」が花を見せてくれた。
駐車場の片隅、養分がない為か名前に反して背は高くなく、1メートル足らずのチビアワダチソウだが、数日前から鮮やかな黄色の花を開いた。
以前は、切り花にして飾っていたが、花粉アレルギーの元凶と言われるようになってこの方、ババは一番嫌う花になってしまった。
花が開く前から認識はしていて、抜き取ろうかと思案している内に綺麗な花が咲き出したから勿体なくてそのままにしておいた。
花の少ない冬までのこの時期、蜜蜂にとっては最高のご馳走だ。よく見ると、蜜を求めて昆虫たちが集まってきている。
何も文献等で確認したわけもなし、ただ口伝てで聞いた迄の情報だから、確認のために検索した。
ところが「セイタカアワダチソウ」は、杉花粉のように拡散しないことが分かった。
結論から言えば、全くの濡れ衣であったと言うことだ。
杉花粉のように風に乗って飛散する「風媒花」ではなく、蜜蜂などの昆虫により花粉を媒介する「虫媒花」だそうで、花粉は重く遠くに飛散することはないという。
多くは「ブタクサ」と呼ばれる花粉アレルギーの元凶と誤って広まったらしい。奴らにとっては全く迷惑千万のこと。
こういう話は、人間社会にもよくある事だが、一旦広まった悪名は簡単には払拭できない。
但し、強度の花粉アレルギーの発症者は、群生の中に入って直接花粉を浴びないようにと言うことだそうな。
そんなことで、牧之庵の「セイタカアワダチソウ」は、このままの状態にしておくことになった。
無暗に増殖されすぎると困るけどね。