雨が降っていて少し冷えるなあ〜、そんな時には、標高の高い山の頂は新雪が降って一層白く染まる。しかし、平場までは降りてこない。昨日は一日中雨だった。こんな時は山は雪が降っている。
今日は、曇りの天気だったが、時々薄日が射していた。案の定、高山は真っ白く新雪が降り積もり、時折雲の間から顔を出し、お日様の陽を浴びて眩しいほどに白銀に輝く。
牧之庵の前方には、僕の大好きな魚沼の山々が一望できる。特に「金城山」と「巻機山」は稜線が鮮明で形が素晴らしい。今までに幾度となく四季折々に紹介してきた。春夏秋冬、それぞれに趣を変えて楽しませてくれる。
金城山(左)と巻機山(右)
冬山はまた美しい。どっぷりと、雪に埋もれた光景も情緒あるが、山々だけを真っ白に染めた風景も素晴らしい。
この時期に、ほんの一瞬しか見られない雪国の光景。冬場の天候は一晩にして別世界を作る。
巻機山
冬のお日様は貴重な存在だ。冬空の澄み切った空は空気が透けて見えるようだ。
まだ5時前なのに
冬至を目前にして、一年中で最も日中が短い時期にきた。家々の灯りがほのかに点いて、降雪と年の瀬を前にしての暫しの安らぎの夜が始まる。
夕日をうけて
巻機山が夕日を浴びて真っ白に浮かび上がる。各地にも、その地方の「似た富士」が沢山あるが、この山も、当地方のご自慢の「似た富士」だ。
牧之庵の看板と
雪国は、こんな長閑な風景も、明日になれば一瞬にして白銀の世界。冬の天気は明日知れず。
夜になって気温が冷え込んできて、満点の星空だ。この分だと、この天気も明日一日は持ちそうだ。