先月の最後の週末に、牧之庵にお越しのお客さんから、珍しいクラフトを頂いた。
写真の様に、ホオズキの袋部分の繊維だけを残して、中の実は、丸い発泡スチロールを芯にして布を貼り付け、実に面白い発想のクラフトだ。
よくもまあ、こんな面白い発想が浮かぶもんで、感心して興味深く拝見させて貰った。
例年、牧之庵の庭の片隅に「ホオズキ」が現れる。だれが種を蒔いたわけも無し、零れ種が落ちて、いっぱい生えてくる。
秋口に、赤く染まった頃を見計らって、切り取って店内に飾っているが、1年経つと赤い色が次第に薄れ、毎年更新していた。
当然、古い順から捨ててしまっていたが、今年は偶然にもババが、駐車場の荷車の小屋に捨てずに掛けておいた。
よく見ると、古い物はすっかり赤見が取れて、中には繊維だけになっている物も幾つか見られる。
早速今日、結わき直して屋外の陽当たりの良い、雨ざらしに合わせる場所に掛け直した。
頂戴したお客様の説明では、水に浸して置くと袋の部分がふやけて、繊維だけ残るんだそうだが、取りあえずは、色褪めと、中の実を早く乾燥させるためにかけ直したって訳だ。
何も手を掛けずに、そのままの状態で繊維だけを残して再利用できないものかと考えてみた。
中の実を完全に干涸らびさせれば、横着な自分等にでも簡単にできるんじゃないかと?
実は無くとも、そのままの状態で茎ごと乾燥させてしまえば、なかなか面白いんじゃないの?
予想どおりうまく出来上がればいいんだが?