♪ マタタビのもぎ取り
今日は朝から雷を伴う雨からのスタート、断続的に纏まった雨が降った。
「こりゃ駄目だわい」そば打ちの量をずっと減らして打って正解だった。
お客さんの入りは、まるっきし駄目だったね。
そんなんで、閉店時間を前に、つなぎ服に着替えてマタタビをもぎ取ることにしたんだね。
一週間ほど前に、走りの大きい物だけ初もぎをして塩漬けにした。その後の数日間で随分大きくなっていたね。
お昼も簡単に食べて、夜の営業時間いっぱいまで作業をして、僅かを残して概ねもぎ取った。
これから、奇麗に水で洗って塩漬けにして保存するんよ。去年よりも収穫量は多いみたいだね。
この量で来年の収穫期まで使うんだが、充分な量が確保できたよ。
牧之庵では、単品のお新香や、そば膳(そばと、おにぎりのセットもの)のおにぎりの脇に二粒ほど、お新香などと一緒に添えるんだね。
初めてのお客さんには、どれ程旨い物でもなし、食感がほろ苦いから苦手の方もおられるようだけど、知ってるお客さんはには大変喜ばれるんだね。
猫にマタタビ、また旅(語呂合わせで)ができるほど元気が出るって言われるほど、どちらかって言うと薬ものよ。
これからの猛暑の時期は、汗も掻くから毎日2粒ほど食べると夏バテに良いんだね。
僕も酒の肴に、しょっちゅう食べてるんだ。
たわわに実ったね。でも少し遅い感じ、大きくなりすぎた。
こんなにいっぱい採れたよ!
♪ 七夕も闇夜
昨夜からの雨降りで七夕様もお流れ、午後からは雨こそ止んだが、雨雲が立ちこめて闇夜の七夕様。
そんな中でも、孫等が来て願いを込めて七夕の飾り付けをした。
確実に分かる今夜の空模様だが、祈る願いに変わりなし。
短冊にそれぞれの願いを込めて・・・・・・・・・。
牧之庵では、毎年七夕飾りをしている。
縁側の端には、専用の竹が育てられていて、生竹に飾りを付けるんだ。だから、竹が萎れず、何時までも青々として鮮やかだ。
毎年、お客様用に無記入の短冊が用意され、記入用のペンが置かれる。
残念ながら、今年はこの空模様だから、お客さんの短冊は一枚のみに終わった。
折しも今日は洞爺湖サミット、梅雨のない北海道も雨模様だったらしい。
昨今の社会情勢を反映する様だ。
初日に霧で霞む洞爺湖、必死で盛り立てる首相夫人、ブルーの着物で華やいで見せるも、「雨降って地固まる」と、成りや否や?