一昨日の定休日に、いっぱい頂いてきた野菜類を、越冬用にと車庫に広げて乾かしている。
沢庵漬けの大根は、4本ずつ束ねて縁側の外にぶら下げて干し始めた。
俄に野菜があちこちで目に留まるから、今日お越しのちょっとした団体さんがビックリなされていたよ。
そりゃーそうかもね、車庫にいろんな野菜を広げて干してるから、さながら朝市、いろんな物が列んでいる。
ハクサイ、ニンジン、ネギ、ダイコン、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ・・・・・・・それに?
そうそう、ブロッコリーにカリフラワー、チンゲンサイもあるし、菊の花がいっぱい。ちょっと覗けば、みんな丸見えなんだよ。
縁側の廊下からは、視界を妨げるようにダイコンが干してあるから、ビックリなさるも無理はないね。
沢庵用の大根は毎年、縁側の外にぶら下げて干して来たんだよ。牧之庵を始めるず〜っと以前からね。蕎麦屋になってからも、場所を替えずに此所で干して来たんだよ。
居住民家を開放して蕎麦屋を始めたんだから、特別に意識しない方が自然だし、その方が生活感を感じられて哀愁があると思うからなんだ。
その干してある大根だが、去年は少し遅すぎて乾かないうちに凍っちゃったんだよ。だから、今年は少し時期を早めてみたんだね。
ちょうど良い案配に干し上がると、ババが漬け込むんだ。着色や化学調味料は控えて漬けるんだが、結構評判がいいんだよ。
昨日もね、この沢庵が大好きだって、おっしゃるお客さんが来られてね「沢庵はまだですか?いつ頃漬かるんだね?」ババが「まだまだ、今朝干したばかりだから、漬かり込むのは来月ね」だってさ。
「それじゃ、その頃また来るよ」やれやれ、お客様も様々だ。
よ〜く干し上がるには、適当なお日様と、北風に左右されるんだ。特に、風当たりが良い場所じゃないと、なかなか干し上がらないんだね。
もう、こんな話をする時期になってしまったね。沢庵が美味しく漬け上がる頃は、寒うなって雪もぱらついてるかもね。う〜さぶ、年々堪えるよ。やだね〜・・・・・・・そうだ、明日は七五三だ。