ここ魚沼は、すっかり冬モードに切り替わった。
気候は、これからの日本海側宿命の西高東低の気圧配置、週間予報も曇り雨の傘マークが続き、お日様マークは姿を消してしまったよ。
漸く、雪囲いを済ませた親爺だが、この先、根雪(雪が降り積もって消えない状態)になるまでの間は、まだまだ雪国特有の雑務が山積する。
15日に初雪を見て、これからは、いつ雪が降ってもいい状態に備えなくてはならないのだよ。
2日ほど牧之庵のお休みをいただいて、ババの実家(長岡市)に二人で行ってきたんだね。
予てから、計画していた垣根設置の作業と、恒例の越冬野菜を貰いに行ったんだ。
ババと二人で2日興業、一日目はたっぷりと垣根作りに費やした。
注文しておいた生垣用の苗木(ドウダンツツジ)の配達が、予想外に遅れたために、やむなくこの時期の植え込みとなってしまったんだよ。
して、作ったのは、生垣と竹垣(四つ目垣)の混合垣、造園の世界にこんな垣根があるんかいね?
前日の夕方に生垣用の苗木、支柱や胴縁(横木)の材料、小道具等を軽トラに山積みにして、翌朝の5時頃、まだ真っ暗闇の中を一人で出掛けた。
ババは、後から(お昼御飯に間に合うように)ゆっくりと乗用車で到着よ。もっとも、手伝える仕事もないんだがね。
既に設置されている低く積んだブロックの根塀、その上に垣根を作ろうっていう事よ。先ずは、寸法をとって設置位置の確定、一間ごとに間柱(丸太)をたて、前面に胴縁(横木)の唐竹を三段に付けて、45センチ間隔に立木(専門用語では立子と呼ぶ)の唐竹を立てる。
前面の四つ目垣ができたら、生け垣の苗木を植えて、同じにもう片側の四つ目を取り付ける。生け垣を四つ目垣で挟み込もうって事。雪国では、雪囲い兼用かもね?
実家のオヤジさんも、張り切って作業のお手伝い。初めて覚えた「いぼ(男)結び」も手慣れたさばきよ。
上の写真は作業中、完成写真は撮り損ねたよ。
終日、晴れたり止んだりの悪天候、雨合羽を離されなかったね。4時頃には終わって、風呂に入ってゴチになりすぎたよ。
さ〜て、翌日の午前中も雨日和、午後からお日様が久しぶりに顔を出した。
この日は、野菜取りの日。午前中は雨降りで様子見、午後からは絶好の収穫日。
メーンの大根は、実家のオヤジさんが収穫して、綺麗に洗って結わいてもらっていた。
あとは、あれこれと多種類の野菜を、ちょっと離れた山の畑に行って、必要な分だけ獲って来ようってわけよ。
オヤジさんが案内して畑まで、種類ごとに分散して栽培してるので、あっちこっちと移動して採取、雨上がりの畑の土は足下が悪い。
ババは、ちょっと遅めの菊だったが、それでも見事に咲いている花を見ては、野菜どころじゃないみたいだ。
実家に戻って、軽トラに野菜を積み直し。
荷下ろしがあるので、親爺はババより一足早くに帰路についた。帰宅して、大根を吊し干し終えたら、すでに辺りは真っ暗になっていた。
軽トラから、仮干しに車庫に広げた野菜類、ハクサイ、キャベツ、ネギ、大根、里芋、薩摩芋、ショウガ等々、さながら即席の野菜市。
縁側に吊した沢庵用の吊し大根(写真右上)。