イヤ〜、暫くブログからご無沙汰でしたねえ〜。
今年のお盆中は大変でしたよ。前にも、ちょっとお話ししましたが、今年は部落行政区の役員のため、このお盆休み中に行われる、神社の祭典の準備や、設営のため、牧之庵の忙しい営業と重なり、親爺はあっちこっちと駆け回って、そりゃ〜大忙しだったんですよ。
本祭りは15日、牧之庵も一番忙しい日なんだが、この日だけはどうにもならずに、分家の親爺に応援を頼んで、区の方には出て貰った。
13日お墓参りの日。この日は早朝6時から、一戸一人、村中の人が集まって、神社境内の草刈り清掃、長い棹にお幟旗を括り付けて揚げるんだが、こいつがまた重いんだよ。3.4人じゃ無理、大勢で起こし上げるんだ。
翌14日は、15日の祭礼の準備のため、2時半頃から区の役員(5名)で作業開始。
神社内部の清掃、提灯を飾ったり、祭礼幕を張ったりする。
15日は本祭りで、もう何十年も続けるバーベキュー大会。何年か前までは、神社の境内で行っていたが、この時期は雨に悩まされて、やむなく少し離れた公民館の脇で行われる様になって、以来定着してきた。
公民館の脇に、もしもの為の雨除けと、日除けに大きなブルーシートを貼って、脇の市道にゴザを敷いてテーブルを並べる。真ん前も市道になっているが、ちょっと無許可で失敬して、歩行者天国、ここにはテントを貼って子供席。
生ビールの樽は、氷をいっぱい入れた水槽で冷やし、サーバーを付けて本格生ビールを提供する。
焼き肉コーナーには、村の役員の一人が作ったドラム缶の半割炉を数個並べて、内一個は焼きそば専用、タップリ用意された肉や野菜を、委員(役員)諸侯が焼き上げる。
事前に一個あたり、三千円の会費が徴収されていて、不足分は区費で補う。
13日早朝、神社境内も綺麗になって、幟旗も揚がった お客さんが来る前に、試し焼?試食、試飲?
ど〜れどれ、ビールの出具合は?何回試すんじゃ! 向こうは「カルビ」、こちらは「ホルモン」、ウインナーに焼きそば
ここ暫くは、神社境内で行われた盆踊りや、夏祭り行事は、青年会の消滅と共に姿を消して久しい。山村僻地とまではいかないにしても、若年層が激減して、今後を担うべき子供も数える程、巷で呼ばれる「限界集落」とまでは行かないにしても、祭り太鼓が響かない「鎮守祭り」は、寂しいもんだ。やがては、祭り太鼓を叩ける村人が、全く姿を消してしまう時代は、そう遠くはないだろう。
あれほど続いた長雨も、最高の天気に恵まれて、委員諸侯も胸を撫で下ろす。
始まって5時間余、村人が引けてからは後片付けが待っている。
16日は、神社で宮司を迎えて祭祀がある。
区長が都合が悪く、代わって僕が宮司を迎えに行く。
8時から祭祀が始まるが、その前に宮司宅に7時半に迎えに行き、自宅にお連れしてお茶をいっぱい、装束に着替えて、奉げる玉串を必要本数整え、歩いて神社まで行く。
神社には、村人が集まっていて、直ぐに祭祀が執り行われる。
始まりの太鼓が鳴り渡り(写真左)、祝詞奏上....、玉串奉天、締めも太鼓で終える。
宮司の乾杯の発声で御神酒を頂いて、ビールでお祝いして、途中で宮司をお送りする。
謝儀何某と、お供えした山海の珍味(塩鱒、果物等)、お米に賽銭を付けてお送りする。
暫し村人は、用意されたビールなどを飲んで、お開き後は、全員で幟旗を片づけてから解散する。
夕方4時頃から、神社の片付け、役員諸侯は、再々の出番となる。
5時半から、役員の祭りの慰労会がある。これが終わって、初めて村祭りから開放されるが、誰しもが、もうクタクタ、役員になると、お盆休みは全く無いと要っても過言ではない。
そんな忙しい村祭り、お盆も過ぎた。
昨日今日と、遅い夏の再現である。やっと夏らしい夏日が来た!そんな今年のおかしな気候、秋は、足早に駆け巡る。
牧之庵の駐車場脇に、分家の親爺が播いたコスモスが綺麗だ!忙しさで気が付かずにいたが、周りを見渡せば、秋の気配がいっぱい、いつもより早めに穂揃った稲穂も、やがて頭を垂れて黄金色に染まってくる。
日毎に秋虫が季節を告げ、秋風も肌に知らせる。
お盆が過ぎると、雪国の秋は駆け足で通り過ぎ、秋は冬へと運ぶ。早い、ほんとうに早い、あっと言う間の「秋」だ。