数日前、上越市(合併前は南頸城郡大島村)の専門学校の同級生から珍品が送られてきた。
何でも「マコモタケ」と言うんだそうな?
電話の先からは、その正体は想像も出来なかったが、どうやら本格的に栽培を始めている様だった。
イネ科の植物で田圃で栽培するそうだが、ハスの様に常時湛水状態で栽培するんだそうだ。
彼の所は、失礼だが山村集落(おいらの在所も山村だが、あそこまでは僻地じゃないね)山間には区画整理されたとは言え田圃は棚田を大きくした様なものなんだ。
山村の棚田は米の生産調整(転作)の煽りを受けて条件の悪い田圃から荒廃が進み、今じゃ現状復帰が不可能なほどに荒れ果てる。
そんなんで、棚田の保全維持、再生復旧には、ピッタリの植物だね。
手間が掛からないし常時、湛水状態だから朱鷺の生息できる餌の確保にもピッタリだ!
さてその「マコモタケ」だが?タケと称すれば「タケノコ」?、さにあらん「茸」の類?
ウウ〜ン、どちらかと言えば、タケノコの部類かな?
食感は繊維質が多くて歯ごたえが良くて、あま〜い感じなんだね。
そう、あの「ネマガリダケ」に出る新芽のタケノコ(我が地方ではタケノコと呼ぶ)に似てる感じだね。だから語尾に「タケ」が付くのかもね。
ところが、ババは知っていたよ。ごく最近、産直に出るんじゃそうな。何でも、ババが買ってきて、きんぴらにして食べさせられているらしいんだよ?
よう記憶にないが取りあえず今回頂いた物は天ぷら、きんぴらにして食べてみた。
成長の度合いによっては、幾分繊維質が気になるがピリ辛仕立ての「きんぴら」は、お酒にグーだ。
天ぷらも、あま〜い食感と歯触りが何ともいい感じだよ。
送り主の彼からは、いろんなレシピを考案するようにと仰せ付かってはいるが、これまた難しい注文だよ。
癖がないだけ何にでも合うが、逆に癖がないだけインパクトが弱い。
持ち前の食感と甘味を消したら「マコモタケ」の存在価値も失うから。はてさて、難しいが・・・・・・