☆ホトホト疲れた桜の判断
「イヤ〜、今年は参ったよ」牧之庵前の桜が嘆いた。
「何でだよ?」と、訪ねたら・・・・・・・
「そんなこと、言わずと知れたことよ。急に暑くなったり、寒くなったりで、花を咲かす時期が判断できんのじゃよ。でもな、おいらは一年前から準備して、一番いい時期にパッと咲かせて、パッと散らすんじゃから、一番大事な時期に、ゴタスタはご免じゃよ。」
それもそうだ、桜が嘆くのも分からずでもない。
おまけに、やっと満開にしたっちゅうに、今日のこの風、まるで台風並みじゃ!それも、朝から一日中吹きまくっちょる。
桜が止めずに嘆き続ける。
「馬鹿にしちょるよ。やっと満開に咲かせたって言うに、この風、まるで台風じゃない!」
ウウ〜ン、怒るのも無理からぬこと。
一年掛かりで咲かせた花、散らしてなるものかと必死で強風から身を守る桜、おいらの渡世にも、似たり寄ったりの珍事が多いよ?
散々の今年の春、桜ならずも、諸々ビックリだ!
それでも、時期が来て咲かせる花はまだ良い。
春までが、この大和の国を舐めやがって!
何か似てきたね〜、変なところが、どこかの国の姿に?嫌だね〜。
家の新聞は「讀賣」、今朝の朝刊凄かったね!ご覧になった!
そうそう、昔、郵政民営化とか何とかで、あの時居たでしょうが、ほら!作家で民間から重要ポストの大臣したお方が?今の経済状況は「踊り場」とか、どうたらこうたら言ってた、あの御仁。
ちょっと変わった企画だっかけど、活字が並ぶとショック!
何たって、おいらは団塊の世代族だから特別、特別、ショック大々よ!
まあ〜、何を言わんや?だけど、ショックだったね。
でも、充分にあり得る事。いまんちゃらの政ではの〜う。
だけど、おいら族は我慢できんがよ!
迷走、迷走、また瞑想?
普天間、普天間、あと一ヶ月。
あちゃ〜!こりゃまた、ボンボンには参ったでござるよ。
おいらには、宇宙的発想は無理でごじゃるからのう。
今年の流行語は「迷走」?
清水寺の揮毫一字は「迷」、はてまた「擬」?