今年のハッキリした梅雨の中で紫陽花が威勢がいいね。
雨を何よりも愛するが反面、これ程強い直射日光を嫌う花木も珍しく、ちょっと強い夏陽の中では、たちまち青菜に塩、肝心の見せ場に萎れてショボンとは情けなや(誰かに似てるって?なんじゃそれ)。
しかし、これ程季節の長い花木も重宝で、遅い品種は秋口まで楽しませてくれる。
雨期がハッキリしている今年の梅雨は、紫陽花にとっては最高の年、この時期は季節を独り占めだ。
牧之庵には数種類の紫陽花が花を楽しませてくれるが、中でも綺麗なのが一般的な「セイヨウアジサイ」、咲き始めから終盤まで七変化する。
土壌の酸性度でブルーからピンク(酸性が強いと青、アルカリ性で紅色)、肥料成分によっても色の度合いが違ってくるから面白い。
幼少の頃から庭先で咲く俗に言われる「アジサイ」、ブルーの小さな花を球状にビッシリと付ける。
園芸種で改良された珍しい花も種々あるが、やっぱり此奴が一番の代表花、アジサイだ。やっぱり梅雨に一番お似合いだ。
ガクアジサイ(額紫陽花)も青、紅、紫、白と様々で、栽培条件で色の濃淡が楽しめる。
額紫陽花は両生花で結実して種子で増えるが、アジサイは両性であるが結実しない。従って種子では増やせない。
零れ種で勝手に地べたに増えるのは額紫陽花だから、見分けは至って簡単明解、種子で増えるものすべてを額紫陽花と見なし、躊躇なく抜き取っているんだね。
☆前年のアジサイは?
http://d.hatena.ne.jp/bokusian/20080704
http://d.hatena.ne.jp/bokusian/20090711