※ジジババ(孫)と茶臼山恐竜公園へ
2022年(令和4年)6月4日のこと
恐竜が大好きな孫(保育園の年長さん)の喜ぶ姿が見たいと、○○バカ爺は以前から情報収集に余念が無い。
近郊(埼玉、群馬、長野など)の恐竜に関する博物館、センター、公園などだ。 これまでも群馬の自然史博物館などには2回も行っている。 茶臼山恐竜公園は、我が家から110㎞、2時間30分ほどの場所にある。 ジジババは親から許可が出たことを良いことに、いつもの調子で連れ出した。 だけど現地近くになるにつけ道路が極端に狭くなった。
ちょっと、大丈夫なの? 大々的にアピールする割には不安になる程の曲がりくねった狭い山道を登ると、駐車場らしき広場と、木造平屋建ての建物があり入園口らしき案内看板が見えた。
駐車場に車を止めて、案内看板を見上げて下調べをしていると、山の斜面に設けられた園路を下ってきた5.6人の入園者がいた。
ここを登っていくんだな?入園料は無料だから、出入り口には誰もいない。
チビ助は待ちきれなくて先に歩き出した。ちょっと下から眺めただけでも、かなり急勾配の園路?(山道)だ。
この状態を確認したババは、さすがに自信がないようだ?しばらく一緒に歩いていたが、孫は急斜面の山道を喜び勇んで走り出す。
ジジも監視責任があるから老体むち打っての悪戦苦闘。
さすがに足の痛いババは此所まででリタイヤ、マイペースで行動するように説得し、後は俺たちだけで回ることにした。
この恐竜公園は、山の斜面を利用して程よい配置で恐竜が展示されている。
生存していた4つの時代の恐竜、約25体を実物大で表現し展示しているそうだ。
それらは、滑り台などの遊具になっていて、子供らが内部に潜り込んで上に昇って滑り下りたり、胴体に上がったりして、直接触れて遊ばれる。
しかし、何でこの斜面は沢を埋めたような、スキー場のゲレンデのように一定勾配に整地されているんだろう?
ちょっと違和感があったんだが、納得した事情があったんだね。
実はこの地域一体は、以前は激しい地滑り地域だったそうなんだ。
農地や山林、家屋までも地滑りで流動し、手の付けられないほど、見るに忍びないほどの激しい災害跡地だったそうだ。
災害復旧、地滑り防止対策工事も施されたが、あまりの変わりようで元の地形、用地には戻せなく、関係機関で協議したんだそうな。
結果、この形で活用する事に決まり「日本で初めての恐竜公園」が出現したってことらしい。