※黒姫高原コスモス園(パノラマリフト)へ
2023年(令和5年)9月18日のこと
長野県上水内郡信濃町大字野尻3807 ☎026-255-3171
孫たち二人っきりでパノラマリフトに乗って,100万本のコスモスを独り占め
生憎の曇り空、先ずはゲレンデ上方に車で上がり、全体を眺めてからパノラマリフトにチビッコを乗せようと、近くの駐車場に車をとめた。残念ながら曇り天気のため、風景はイマイチぱっとしない。
ババはパノラマリフトのチケットを買った。孫二人っきりで、大人な無しでリフトに乗せた。二人は大喜び、リフトに乗りながら遠方からジジババに大手を振っている。
この日は敬老の日で大安だった。孫二人を伴ってジジババは敬老を祝ったのか?
かつて何度か訪れている「黒姫高原」にコスモス、ダリア鑑賞に出かけた。この黒姫高原は、僕らジジババは忘れることができない大切な場所、元牧之庵にとってとっても貴重な場所なんだね。
今から22年前(平成13年)、牧之庵を開業するために一生懸命準備したり勉強していた当時のこと。何かの用事(あの時もコスモスが目的かもね?)があって、訪れたんだ。お昼を食べようと、エリア内(スキー場内?)のお蕎麦屋さんに入ったんだね。
昼食時間を過ぎていたんで、ほかのお客さんが少なかったから、お蕎麦を頂いたあと暫しの雑談、「私どもは新潟からきました。来年夏から蕎麦屋を始めようと、今準備中です」。女将さんにご挨拶すると、雑談は広がって取り留めがない。厨房からご主人も出てこられ、これまでの御自分等の経験談、開業に当たっての心構えなど、貴重なお話を聞かせて頂いた。準備期間のあの頃は不安がいっぱい、精神的にも緊張のしっぱなしの時期だった。いろいろと話を聞かせていただいて、すっかり気持ちが楽になり、自信もでてきた感じ。帰り際にご夫婦が「大丈夫、私たちも素人からのスタート、兎に角、初心を忘れずに頑張れば絶体成功するよ。私たちも応援してるからね」って。
「ああ、うれしかった。ここに来てよかった。なんかスッキリして自信がついたみたいだ」。そんな思い出多き大切な場所、黒姫高原。
今度、しっかり時間を作って孫なしでお会いしたい。この時は蕎麦アレルギーのチビ助が一緒だったし、ついで寄りはしたくない。序で、兼ねてじゃなくて、そのために訪れる。雪が消えたら必ず行く。
こうして孫たちを連れ回して、あっちこっちと駆け巡る。だけど、その背後には僅かな関わりが潜んでいる。若いときの一齣、あの時出会わした感動、去年行って目に焼き付いたあの風景と・・・・。訪れるその先々には、何某かのドラマがあったり、最初の出先では、新たなドラマが思い出として作れる。ジジババも、同行したチビたち、みんなもね。残されたもう僅か?の時間、健康を願いつつ少しでも「お出掛け依存症」と上手につきあって、あっちこっちと走り回るボケ老人がいてござるとか?
体の良い仕草のジジとババ、孫に託してカモフラージュ。バカ言うんじゃないよ!あなたバカよね、おバカさんよねじゃて。孫への「○○馬鹿」は当事者しか分かんない。
孫を連れて、敬老の日をコスモスで祝ったとさ。ほ~そりゃよかったね~。