今日は天気もいいから、張り切ってそばを打ったのに、まりっきしの空回り。
山の絵を描きにお出でのグループが来ていただいた程度。それにしろ今日は暑かった。
牧之庵は網戸をして窓は開けっ放し。今年は暑くなりそうな気配だなあ。
大雪で倒壊した塀の基礎工事が終わったが、大工さんが忙しくて来てくれない。
工事のために一時抜き取ったアジサイがこの暑さで萎れ加減だ。
牧之庵の田圃は明日田植えをするそうで連絡が来た。
周りはすっかり田植えが終わって、我が家の田圃だけが残っている。
別に急いで作業をしてもらわなくてもかまわないんだが、人間っておもしろいもんで、周りがみんな終わると、何か取り残された感じで嫌なもんだ。忙しくなるのも知らずに。
この気候で山肌がすっかり緑に変わった。残雪は高山と沢雪が見える程度になった。
あの大雪はすっかり姿を消し、何もなかったかのように思える。
よく見ると、痛めつけられた木々が必死に回復しようと頑張っているが、かなりの数の重傷者が障害者となって傷跡を覗かせる。
何年かの時間を経て、雪に耐え忍び成長してきたというのに余りにも無惨な姿だ。
それでも全体的な風景は変わらない。自然界は人の世と似ている
挫折するものは自然の摂理か、世の常か?
これから蒸し暑くなる。
そば屋にとっては湿度が一番大敵だ。そばの打ち難い季節がやってくる。安定したそばが打ち難い。
同じ加減で打つのだが、どうしてもバラツキがでてしまう。
4年目の夏にして、未だ悩み続ける未熟なそば屋の親爺。
上の写真は昨年の5月上旬に撮ったものです。荷車は3年前に友人が埼玉から持ってきてくれたものです。
埼玉の桶川製です。当時としては最新改良製品で、人力車を牛馬用に改良したものです。
未だ原型を保っている物は極めて珍しい貴重な物でしょう。外に出しっぱなしですので、この大雪で一部破損してしまいました。
今やっている塀の復旧工事に合わせ、屋根付きの小屋に格納してあげる計画です。
梅雨前には出来るでしょう(大工さん次第)
手前の人力荷車は手掛けが壊れてしまいました。野ざらしはいけませんね。
この時代、原型を留めている物は少ないでしょう。
希少価値です。