☆おい!そろっとボケ出したか?
一足飛びでやって来て、完璧に居座った秋に戸惑っている奴がいる。
いや?年々歳々、重ねた歳の所為か確実に動作と時期感覚に狂いが生じてきている。
例えば秋大根の播種時期だが、一般的にはお盆が明けて十日前後には蒔上げているんだが、今年は未だに蒔いていない。
例年だと遅くとも8月中には完了して、今頃は発芽して間引きをしているんだが困ったもんだ。
今日の定休日を利用して畑の耕起と柵上げだけは完了した。
いつもは、山ほど在庫を抱えてある畑用の肥料が今日に限って僅かしか残っていないじゃないか?
ババと買いに出掛けてきた。
消石灰に配合肥料、大根の種子等をたんまり買い込んできた。
6時過ぎからまとまった雨が降ってきた。
柵を上げたから丁度いい具合の露気だ。種蒔きは明日以降になちゃうが、ちゃんとした物になるんだろうか?
十五夜は10月6日、毎年ススキを飾り、丸め餅と秋野菜(大根、里芋など)をお供えするんだが、この分だと大根は、お供えするほどには生長しないだろうと心配だ。
この辺では9月15日に十五夜をするからです。
何はともあれ、この時期感覚の狂いが本物でないことを信じたい。
秋に思いを馳せて、ちょっぴり弱気の牧之庵の親爺。
もとよりB型の猪生まれ・・・・・・・? ドンマイ、ドンマイ
牧之庵の池の縁に咲く「シュウカイドウ(秋海棠)」原産地は中華民国ほか、東南アジアだそうだ。
子供の頃は見かけなかったが、最近はごく普通に目に留まる。野辺にも希に見かけることがある。
根宿草で繁殖力は旺盛で、どちらかと言えば日陰を好む。
大きな葉に似合わず、可憐なピンクの花をつける。
☆なぜだか定休日はお客さんがいらっしゃる?
通常の定休日は殆ど家には居ないんだが、特別シーズンの休み明けは農家でもあり、ごく普通の農村集落に生活している僕らには仕残しの仕事、雑用が山ほど溜まっている。
それでも、通常の一般的なお付き合いは半分もできないでいる。
日々の余裕時間は、営業時間が過ぎればそれなりに取れるんだが、制約された時間内のお付き合いが限定されてしまう。
覚悟の上で始めた仕事、とは申せ現実はかなり過酷なもの。
好きで始めたババも「お父さん、今年はお盆休みの代休はしないの?」、そうだよなー、ホントは休みたいんだが店以外の仕事が溜まっていて休めないんです。
これって愚痴?そう、愚痴何だよね。
店は休んでも、自身は休めないババの愚痴も解らんでもないんだが。
定休日に普通の営業時間に家に居ることは滅多にないんだが、今日は居たんだよね。
すると、お客様が結構いらしゃって下さるんですね。
牧之庵の定休日が水曜日なんだって事を知らないで来てくださるんですね。と言うことは、初めてのお客様ってことなんですね。
今日も数組のお客様がいらっしゃって下さったみたいです。
夕方にも、4時半ころ(牧之庵は5時から開店時間)1台の県外者がお越しでした。
車を定位置に駐車して、そのまま降りていらしゃらないんです。
おかしいな?と思って暫く様子を見ていたんですが、いっこうに降りる気配がないんです。
そうだ、開店時間の5時を待って下さってるんだ。そう思って、ババが車に近寄って定休日を知らせたんです。
「申し訳ございません。今日は定休日をいただいております」「ああそうなんですか、ある人から教えていただいて来たんです。
今日はお休みなんですか」車のプレートから埼玉の皆さんらしい。
「ごめんなさい。またいらしゃってください。ごめんなさい」
留守の間は、留守電にしている。
定休日は、定休日のお知らせのメッセージを添えて。今日も数件の問いあわせが入った。
5年目に入った牧之庵だが、未だ初めての人からの御来店や問い合わせの電話があるって事は、まだまだこれからなんだなあー、そう思うと、嬉しくもなり、ハット初心に返る気持。
まだまだ、愚痴なんて言ってられないんだ。
駆け出しの青二才が!ボケらしきも、愚痴もまだまだお預けだよと悟った今日の定休日でした。