この秋に、ちょっとのお休みをいただいて暫く途絶えていた「きょうだい会」の旅行を計画中です。
きょうだい会、と言ってもババ方の姉妹です。
6人の姉妹なんだけれど、1人は17年前に他界しましたので現在は5人(5組)です。
最初の頃は、みんなが都合をつけて出席していたんだけれど、孫ができたり歳を重ねてガタが来たりで、なかなかみんなが出席できるチャンスは僅かの期間、最近は常日頃行き来している神奈川の海老名に住む夫婦と出掛けています。
今までは信州の別所温泉(柏屋別荘)、仙仁温泉、上林温泉(仙壽閣)・東北岩手の厳美渓温泉、山形の上山温泉(古窯)、福島の渋川問屋・上州は法師温泉(長寿館)、谷川温泉(金盛館)、地元の越後は大沢山温泉(大沢館)、越後湯沢温泉(花月)等々、大体これ位かなあ−?。
姉妹で一番バチ(末っ子)が家のババなんです。行程計画はいつも僕達夫婦、車の運転はいつも僕です。
その代わり宿に着けばたっぷりいただきます。
さて、今年は富山界隈から岐阜まで足を延ばしたいと考えてます。
先日教えていただいた氷見まで行きたい!
日本一の魚が食べたい!
兎に角、計画調整中です。
☆以前勤めていた頃は、仕事の関係で富山には年何回も行ってましたね。
でも殆どが富山市内でした。
飛騨方面も仕事で行ったね。
富山から国道41号線(飛騨街道)経由で河合村の河川災害の復旧工事現場までも。
ものすごく山村僻地。あそこはもう奥飛騨慕情の世界、世界遺産の白川郷も飛騨の高山も目と鼻の先なんです。
作業員宿舎は、養蚕が盛んだった頃の工場を改造して作ってありました。
今の世にあんな所もあるんだね?と思えるくらいの山村僻地。
自然がいっぱい、何てもんじゃないんだね。
全部が自然、さすが奥飛騨、あそこまで行くと、白川郷も環境に無理なく溶け込んでいて違和感がないんだね。
谷川岳
☆脱線ついでに上州は「谷川温泉」のお話です。
水上温泉に隠れてあまり脚光を浴びませんが、知る人ぞ知る、温泉地です。
長野では湯田中、渋温泉に隠れた上林温泉って言うところでしょうか。
宿は3軒くらいしかありませんが、若山牧水、太宰治などの歌人、文人が愛した温泉です。
また僕の勤めていた頃のお話で恐縮です。
この温泉地の行き止まりの高台に「矢吹記念.天一美術館」があります。
東京銀座の有名な天ぷら店「天一」の創業者、矢吹勇雄氏のコレクションを収蔵展示してあるんです。
この設計者は皇居新宮殿の設計.建築家「吉村順三氏」によるものです。
岸田劉生の「麗子像」、安井曾太郎、佐伯祐三、梅原龍三郎、ピカソ、ルノアール、マチス、ルオ−のほか、有名な陶磁器などが展示されています。
岸田劉生の「麗子像」
何で今更って感じですが、実はこの美術館の外構工事は外注で僕らが施工したんです。
元請けは某スパーゼネコンですが、僕らはその下の下、とは行っても実質作ったのは僕らです。
設計者なんてのは、おおざっぱな漫画をイメージで書くだけ、実際は施工図と言って、実際に作るための作業図面を書くんです。
高台の作業ヤードが無く、工期がない中を何とか昼夜残業で仕上げたんです。
野外には池を設け、ステージまであるんです。
特に、下からの自然石の石の階段が圧巻です。近くに行ったらご覧になってください。
この先駆者の矢吹氏は終戦後、吉田茂がマッカーサーとの指しの会談で終戦間もない、食べ物もなかった当時、二人の前で直接天ぷらを揚げてもてなしたと言うことです。(作業当時に聞いた話です?)
矢吹記念・天一美術館