年の瀬も迫り、大晦日は昔から「塩引き鮭」を食べて「歳取り」をする。
村上の「塩引きザケ」
11月22日のブログにも、村上市の鮭について触れてみた。「村上市」と言えば、なんと言っても「鮭」。
その村上の「塩引きザケ」も類似品に泣かされているようだ。絶対量が少ない村上特産塩引きはブランド品、7割が地元が販売先、大消費地には3割しか回らない。その穴を埋めようと最大産地から類似品が出回っているようだ。
出回り品の品質の悪さから、「本家」の信用低下に影響を及ぼすことを恐れ、伝統の「塩引きザケ」のイメージダウンを回避すべき必死の巻き返し作戦。鮭加工業組合の商標登録申請だ。
何処も大変だ、伝統に胡座をかいてはいられない様だ。
江戸時代から、我が国で初めて鮭の持つ回帰習性を発見し、伝統産業として育て上げ、発展させてきた「村上の鮭」にエールを送りたい。間もなく歳(年)取りだが、伝統ある美味しい「村上の塩引きザケ」で安心して迎えたいと願っている。
「イヨボヤ会館」 村上では鮭のことをイヨボヤと呼ぶんだそうな。