今日から秋の彼岸入り「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、今日は暑い!暫く使わなくなったエアコンを点けた。心配された台風13号も逸れて、稲刈りには最高の天気だが、やや登熟が遅れているためか、15日頃から始まった収穫作業だが、ちょっと早すぎた様で中休みの状態だ。
昨今は「これが日本の食の世界かいな?」と信じがたい不祥事が軒並みだね。もううんざりだね!
世界の食糧事情に異変が起きたことも大きな要因だろうが、それにしても酷すぎる。
カウントダウンの政権末期、任期数日を残して担当大臣が辞任した。
所轄官僚のトップも更迭された。監督不行届って言うよりも、根源はもっと奥深いところに潜む?
ここまで来ると、何を信じて良いのやら?出てくる食料を、先ずは疑って掛からなくては安心できない食品業界。
日本の食糧自給率と絡んで、国の根幹を揺るがす程の大問題だね。
僕等も「日本一美味しいお米」と言われて生産しているが、いくら安心安全の米を供給していても、流通段階でイカサマがあれば、どうしようもないもんね。
前述した様に、生産農家は特産地の誇りを持って、安心・安全な物を提供しようと努力しているんだね。だから、刈り取り適期だってそう、しっかりと適期を見極めて、高品質なお米を提供すべき、この良い天気にも作業を中断して適正な熟期を待ってるんだよ。
☆BL米のこと
新潟のコシヒカリは、県下全域「BL米」になったって、前にブログ上で紹介したことがあったが、これも画期的な選択だと思うんだね。県下でも、この品種に関しては、賛否両論ある様だが、僕は大賛成なんだね。時代の先取り、先見の明ありですよ。
何故って?そりゃそうでしょう、農薬を最小限に使わないで済むからだよ。そりゃあ、問題が全くない訳じゃないけど、今や食の安全、安心は先決問題でしょうが。
例えね〜、多少の食味が落ちた(実際は全く問題なし・牧之庵のおにぎりだってBL米)としても、そっちを優先させるべきでしょう。違いますかね?
ほんの一部には、目先の自己利害、過剰な対抗意識等があって、逆行してる人もいるようだけど、それはそれで、世の付き物だから。
☆広報誌「あぜみち」と米の履歴書
これらを指導し取りまとめるのがJA(農協)なんだけど、所轄の農協では、年に数回、要所要所で「あぜみち」と言う営農指導の広報紙を発行して、各農家に配布してるんだね。その中で「高品質・良食味米生産」「安心・安全な米作り」について、徹底指導してるんだよ。
それにね、今や米にも履歴書がいるんだよ。
これもJAの指導の元「安全・安心(新潟米)記録カード」っていう生産履歴書なんだ。栽培期間を通して、何時どんな作業をしたか、どんな肥料、農薬等を何時、どのくらい使ったのか、詳細に記帳して提出するんだね。これを提出して承認を貰わないと、農協には一切出荷が出来ないんだよ。
出荷も農協が責任を持って販売してるから、多少市販の物より高いかも知れないが、先ずは、安心・安全なんだね。
問題は、個別業者、これはもう良心、モラルの領域だから、正直言って不明だね。だから、今回のような不祥事が生じたんでしょう。特別、農協贔屓してるんじゃないんだが、一般的に管理、監督体制が確立してないでしょう?
それにね、ブレンドされたって分からないでしょう?
まあ、本気で心配だったら個別の農家から買うのが一番よ。インターネットのご時世でしょう。それも適正価格でね。極端の安物には、何かが潜んでる?そう考える方が良いのかもね?まあ〜困ったことだね〜。
何処まで落ちるんかいね?日本の安全神話。