昨年の初秋(9月1日)、35年ぶりに秋田から来た友人のこと。
その時のブログでも紹介したが、彼は40年も前に秋田県の八郎潟干拓地に入植して、法人化して大型農業を営んでいる。
自主流通米の先駆者とも言える存在で、NHK等で何度も活躍ぶりを拝見してきた。
今日も半年ぶりに米の商談に来て、商談先の大手食品製造会社のスタッフ8名等で牧之庵に昼食を食べに来てくれた。
何でも、血糖値の上がらない米を作るらしい。
大手薬品会社と提携して糖質の吸収を抑える米を作るんだそうで、今日はその説明を兼ねて営業に来たらしい。
米余りのご時世、安全安心が求められる中、健康食ブームを先取りして、付加価値をつけ需要を発揚させ大口消費先の拡大を図る。
まあ、こんなとこかいね?
自分たちで生産し、直接消費者に販売する。同じ志で八郎潟に集まったアグリ専業集団。
処理する俵数も半端じゃなく、数万俵という単位だろう。
だから必死で販路の開拓、消費者のニーズを先取りするというより創出しているんだろう。
自分らで栽培するんだから正真正銘の農家だが、その手法は商社並み、活路を開く独創的な発想の根源は、自分たちで直接生産するところから来ているようだ。
日本の専業米作農家の先端を走る連中、先駆者と言っても過言ではない。
彼は、大潟村にある株式会社の代表取締役。秋田県内の長者番付に上位にランクしている。
自主流通米を全国規模で販売展開した第一人者だ。
兎に角、すごい奴だ!著書もある(次回詳細を紹介したい)
彼とは、県の農業専門学校の同級生。
食事を終えて二人で暫く雑談を交わした。
同期の研修生は33名、還暦の同級会をする話になって、話の成り行きで幹事をする羽目になった。
そう言えば、暫く途絶えていたっけ?
県内は佐渡市から村上市、新潟市、糸魚川市、そして彼の様に秋田、東京等々、てんでバラバラなのだ。
その内、既に3名は他界してしまった。
卒業後40年、人ごとに思っていた還暦を迎える。
そう言えば、還暦の同級会のラッシュだ!
中学校に高校に、そして今日また一つ増えることになった。
団塊族も同級生がいっぱいだから楽しいが、これまた忙しくなりそうだ!