今年の冬は、切り上がりが悪い!先週(12日)から殆ど毎日のように雪が降る。大して積もるでもなく、ダラダラと切り上げ悪く降っている。今日も休み無く降ってはいるが、やはりそこは春の天気なんだなあ、地温が暖かくなってきたためか積もらない。雪が降るほどだから、陽射しこそないが真冬のどんよりとした暗い空ではなくて、春らしい明るい中で、雪だけが不釣り合いに降っているって感じだ。
☆突然ポリスになった古い友人が
もう20日も前の話、ほんとに久しく知人が牧之庵に来た。もう三十数年も前のことだが、僕等がまだ農業青年で希望を持って羽ばたいていた時代。当時、彼は我が地域の農協で営農指導に携わっていた。有能果敢で温和の性格は多くの農家から慕われ頼りにされていた。当時は余剰米の兆しが現れ、農政も転作事業に本腰を入れ始めた頃、当集落では行政の率先指導の中「集団転作」をいち早く取り入れた。営農集団、団地化営農と呼ばれ、各農家がバラバラに転作(米を作らず野菜等を作ること)せずに、転作地を一箇所にまとめて集団で処理してきた。県、町、農協が指導に当たり、当部落はモデルケースで取り組み、少しでも有利に転作奨励金をいただこうと率先協力してきたのだ。その中に、農協指導員の彼がいた。
ところが、ある日突然その彼が、警察官になるというのだ!事の子細は忘れてしまったが、突然の事に驚かされた記憶がある。それまで親しく付き合ってきた連中で送別会が行われ、ある日彼は赴任して行った。それから何年かして案内状が届いた。彼は柏崎市の出身だが、記憶が正しければ高田(上越市)で披露宴が行われた。初めて出席する警察官の結婚式、警察の儀礼服を着てすごく凛々しい姿を今でも鮮明に覚えている。
先日、当部落で特に親しく付き合っていた篤農家の一人が他界された。後日の報を受けて弔いに来ての来店だった。ところが、この日に限って僕は不在、彼は会いたい人を牧之庵に呼んで昼食を共にしたようだが残念だった。久しく会っていなかったので是非にでも顔を拝見して四方山話をしたかった。今は新潟市内の某警察署の署長(県警視)で年に狂いが無ければ定年が間近い団塊族だ。退職すれば会う機会も多くなろう。その時は、今更ながらどうしてポリスになったのか聞いてみたい。一度は聞いてる筈なんだろうが?
☆いよいよ九州に行った弁護士のタマゴ
16日、19:55「今、静岡です」携帯にメールが送られていた。「大盛りそば5人前、顔をほころばせながらご馳走になりました。行ってきます!」熊本行きの寝台列車の中からだった。いよいよ弁護士に向かってのスタートだ!
14日にもメールを受信されていた。完全に引っ越すに当たって、古本の始末をするが要らないか?とのことだった。何でも株に関する最新版で30冊もあるという。「勿体ないから捨てるんなら取りに行くよ」と電話して翌日伺った。蕎麦好きの彼、煮炊きが出来るようなので、牧之庵の蕎麦5玉と汁を持って行った。「しっかりと学んで、今度会うときは弁護士になったときだよ!」彼曰く「はい!必ず弁護士になって帰ってきます!」返ってきた言葉には、自信が漲り、並々ならぬ決意と闘志が溢れていた。「僕には、もう株の本は要りません。そんな余裕はありません!」さて?勉強して一儲け?なんて上手いわけにはいくまいて。バブルの苦い経験からして・・・・・・・・・。でも、少しは勉強してみようか?折角だから。