☆雷に雹
昨日は雷雨、風雨に混じって雹(ヒョウ)も降った。そして今日は、朝から風が吹き、時折強い風が暖簾を煽る。
数日前に、野菜や花の稚苗を苗床からポットに移植したんだが、真夏日の暑さから一転、雹と風の襲撃を喰らって活着が遅れているようだ。
雹が降った マリーゴールド 花オクラ
☆紅白のウツギ
庭先はウツギの花が咲き出して独り占めの様子。辛うじて、ヤマボウシが踏ん張ってはいるが、多勢に無勢、些か押され気味だ。
バイカウツギが6分咲き、アカバナウツギの方が、シロバナウツギ(卯の花)よりも開花が幾分早い感じだ。
それにしろ、この紅白のウツギが満開になると見事だ。
紅とは、このアカバナウツギのこと。白とは、バイカウツギではなく、正真正銘のウツギ(卯の花)を指す。
ウツギ(アカバナ)とバイカウツギ(梅花空木)の競演 ウツギ(アカバナウツギ)↑↓
☆旧友の労作
数日前のこと。ず〜っと以前に、一緒に仕事をしていた仲間が、丹誠込めて育て上げた古木のサツキ二鉢を持ってきてくれた。元は挿し木から育て、何十年も掛けて仕上げた自信作だ。
蕎麦屋を始めてから、もう7年も経ったんだから、かれこれ10年以上のご無沙汰だったが、80歳を過ぎて足腰にガタがきたらしい。
「いや〜、親方久しぶりだない。蕎麦屋を始めた頃、遊びにこうと思ったども、なかなか来られず、来そびれてしまっていた。腰の手術をしたり、あちこちガタがきて、ザマがねくなって、どうもはて駄目だない。サツキも段々でっかくなっちゃって、重たくなって自由に持たんねくなってしまってそ、まだいるけば、いっくらでも持ってくるぜ」
そうは言ってくれても、鉢物は手間暇掛けないと直ぐに形が崩れ、折角の苦心作も1年を待たずに見るに忍びない姿に変貌する。
実に有り難いことだが、折角のご好意が台無しになってしまうので、事情を説明して辞退したよ。
趣味で育て上げてきた労作だが、代が替わって跡継ぎが興味なければそれで没。
少し勿体ない話だが、所詮趣味とはそんなもの。自分で充分に楽しめれば、それが本望なんだからね。
それにしろ、見事な蕾、牧之庵の店頭に置かせていただいた。
初夏の庭先で見事な花から、暫しの癒しを頂ければ、旧友の趣味とて報われる。感謝である。
☆馬鹿な親雀の巣作り
雀とて生き物、何処の世も同じような横着者、変わり者がいるもんだ。
巣場所に事欠いて、牧之庵の店頭に置く行燈の屋根に巣作りをして、近頃は雛が孵化してチュチュチュチュチュ、親鳥に餌をねだる。
行燈の屋根の中で、一斉にさえずる子雀だが、まだ外敵の恐怖もする由もなく、今日も餌をねだる。
もっとも、人間の恐怖を意識しなければ、これ程外敵から守れる場所は、そうザラにはないかもよ?