ホントに珍しいこと、おいらがお風邪を召しましたとよ。
イヤ〜、冗談じゃなくてホンマのことなんじゃよ。
だから昨日は、お医者様に行ってきたんよ。何十年ぶりかね〜、怪我じゃなくて、内科に掛かるなんぞ。
まあ〜、それだけ歳だって事なんじゃが、それにしたってショックだったよ。
「馬鹿は風邪ひかない」って、言われるとおり、風邪なんか引くもんじゃないって思っていたが、老いには勝てないよ。
前の晩に晩酌が過ぎてコタツでダウン、そのまま朝を迎えたら、このざまよ。
おいらは、この程度で医者なんか行かないって言い張ったが、家族のみんなから「今は、新型のインフルエンザが流行っているんだから、どうしても行ってきなさい!」って強制執行、渋々行ってきたら、単なるお風邪を召していたとかで、漢方薬を貰ってきたんでね。
朝起きたら、関節痛、筋肉痛、倦怠感、熱を計ったら37度の後半なんじゃ、まあ、インフルでなくて幸いだったが、それより、風邪引いた事がショックだね。
初めて「おくすり手帳」なるものを頂いたね。
恥ずかしい話だが、保険者証も古い物を持っていって、改めて見せに行ってきた有様、それだけお医者様とは無縁の世界だったんだね。
さすがに昨日の夜は好んで晩酌を欲しなかったね。ババが「熱燗を付けるから、温まって直ぐ寝なさい」それでも、熱燗の燗ピンを一本空けたが、さすがに晩飯には手が出なかったよ。
明けて今日は、節々の痛みは、大分和らいで熱もないようだ、今こうしてパソコンに向かっているが、手元には、焼酎のお湯割りが、しっかりと用意されている。
「お父さんが、お酒を飲めないときは、本当に重症の時なんだね」
それでも、酒を飲めるから、ババも一安心ってとこらしい?