※「雪譜まつり」
☆雪譜まつり
「雪譜まつり」については、過去にブログ上で何度か御紹介してきたので、詳細は省略すんね。
「雪譜(せっぷ)まつり」の雪譜とは、このお祭りの主役なんじゃが、江戸時代に、ここ雪国の生活、文化を、事細かく書き記して、出版した人がおるんじゃね。
鈴木牧之(すずきぼくし)って名前の、塩沢の誇る文人なんだけど(今までに何度か御紹介してきたんで、詳しいことは省略)、もの凄く苦労して「北越雪譜」って本を出したんだね。
当時、江戸では評判になって、ベストセラーになったんだそうな。もっとも当時は、本なんか高価なものだったから、貸本が主流だったらしいが、何れにしたって、こんな越後の塩沢の作家が、江戸で本を出すってんだから、そりゃ〜、半端じゃなくビックリよ!
「雪譜まつり」ってのはね、その(雪譜)から名を頂いて付けたんよ。
おいらも、商工会からの小間使いの役が、もう少し残っててね、この祭りに灯す蝋燭の寄付に、少しは拘わっておるんよ。
当日は、この祭りを司る山伏が、清水(霊山の滝)という集落の滝で身を清め、大護摩を焚いて煩悩を払い厄を除ける。
家内安全、無病息災、商売繁盛、等々、護摩木に祈願して成就を願う。
全く話は別だけど、牧之庵(ぼくしあん)の「牧之(ぼくし)」とは、恐れながら、この偉人、「鈴木牧之(すずきぼくし)」から、お名前をお借りして(生家のご承諾を得て)命名したんじゃよ。
最近は、その生家があった通りが、街並み整備されて「牧之通り(ぼくしどおり)」と命名され、観光スッポットになった。
「三国街道塩沢宿」、その昔宿場があった街道筋。
そのお話は次回、「三国街道塩沢宿 ひな雪見かざり」で御紹介。
☆詳しくはhttp://shiozawasho.jp/塩沢商工会