※まさに地獄絵！この世の出来事か？と、目を疑う
☆まさに地獄絵！
もう、久々にブログを開いた。
開いたって言うより、その存在すらも忘れていた。
震災のショックで一種の喪失感、物怖じしない自分だと思っていたが、さすがにビックリ！ショック！言葉も失った。
大自然の前には、人間なんぞの存在は虫けらの如く、地殻変動の前には為す術もなし。
コツコツと長い年月で築き上げてきた人間の営み、その歴史も僅か数分にして全てを破滅してしまった。
起きてしまったことを、あれこれと悔やんでみても、どうすることもできないことは分かっていても、これだけの大惨事は地獄絵。やり場のない、どうにもならない怒りと、同胞の苦悩を思うとき、冷静に判断できない自分が情けない？（普通の人なりきは、当たり前のことだ！と、おいらは思う）。
☆偶然の星のしたで
こんな時、私事で恐縮だが、実は３月１０日に神奈川（横須賀）の親戚で不幸があった、義兄弟が亡くなってしまった。
翌１１日が大震災、葬儀は１４日と連絡が入っていた。
亡くなったのは家内の直ぐ上のお姉さんの旦那さんだが、今思えば、こんな大惨事を知らずに行けたら、不幸中の幸いかもね。
１３日に交通手段を確認して、レンタカーで出発した（葬儀に参列できるか否か、地震後の関東圏も大混乱だったから、一時は欠席も余儀なくされていた）。
翌１４日が葬儀、夫婦とも新潟出身だから、双方の親戚も大騒動。
関東では、すでにガソリンが大逼迫でパニ喰っていたよ。
葬儀を終えてそこそこに、車の燃料調達に翻弄、殆どのガソリンスタンドは閉店、暫く探し回って漸く営業中のスタンドを見つけたが？
ところが！すごい列！その行列たるや数百メートル、あまりの渋滞にパトカーが駆けつけたが、事態が事態だけ見てみぬふり？
越後から兄妹一族７名、小生運転のレンタカーで駆けつけたから、８人乗りのワンボックスカー、車が大きいだけ燃費も嵩む。
折角並んで途中でスタンドの在庫がなくなったら大変なので、途中で降りて確認した。「済みませんが、実は新潟から葬式にレンタカーできたものですが、帰りの燃料が足りなくて、方々探し回ってお宅のスタンドに有り付けたんですが、後列に並んでも入れていただけますか？」
ありがたや、助かった！ナンバーが新潟ナンバーでレンタカーと分かったから「大丈夫ですよ、入れる時に新潟から来たって言ってください。店員に言っておきますから」。
やれやれ、これで一安心、燃料さえあれば家まで帰れるわい。
その当時は、地震の被害が大きいことは報道で知ってはいたが、後刻に報道で知って唖然とした。
震災の影響で都心のインフラはパニック状態、帰路は混雑を避けるために一般道で八王子まで、圏央道をまわって帰ってきた。
ところが！またまた待っていたのはガソリン規制、田舎のスタンドまでが２０００円制限給油。
参ったね！なんたってレンタカーでしょう。満タン返車がこの道のお決まり。
コネで頼んでなんとかセーフよ。いやはや、震災の影響は早かった。
☆こんな時に、言いたくはないんだが
兎に角、酷い！おいらは敗戦当時は知らないが、おそらくは終戦当時の空爆の様だったんだろうと、あの地獄絵を観て想像したね。
未曾有の大地震、空前の大津波、未だ収まらぬ原発災害の世界不安。
この世の出来事か？と、目を疑うほどの大惨事。
またまた、事の結末をみてアレコレと言いたくなる。疑いたくも（人間の悪い癖かも？）。
でも、今日はよそうか、ものすごく、いっぱい言いたいが。
まあ、よそう。
アレコレほじくる前に、批判を前に。
まずは、みんなで頑張って、力をあわせて生きていこう。
被災地は地獄の様だが、日本全土が瀬戸際だ !
日本人なら必ずできる。
一つになって復旧しよう。大勢の犠牲者の上に、一筋の光明が見えてくる。
☆卯年祭りのこと
今年、２３年は「辛卯（かのとう）」、卯年。
我が地方では、１２年に一度の大祭「卯年大祭」があります。
昔々、卯年には流行病（疫病等）や、大凶作、大災害等の厄回りと恐れられ、それらの悪厄を払う為に、厄払いの行事が行われて来たんです。
不幸にも、こんな大惨事が偶然起こってしまいました。
我が集落でも、この祭りを計画するにあたり、自粛すべきかどうかと随分と考え倦ねましたが、事の始まりが「厄払い」なので、自粛ばかりが震災地のためにならずと、元気を出して頑張ろう！と言うことで、執り行うことになりました。
こんな時だからこそ苦しみに耐え、元気を出して厄払いをすることになりました。
