ババが外孫を預かった。
ジジは畑仕事が忙しいと、朝から張り切っての定休日だったが?
いつものババの一言「お父さん、今日一日○○ちゃんを預けられたのよ。久しぶりに○○ちゃんとどこかに出掛けない?」
言われれば、ジジも日々忙しく雑用に明け暮れて、暫く休暇を取れないでいた思いもあって「よ〜し、そんなら○○と、今日一日遊んでやっか」
即決即行はジジの持ち味、そんならばと、始めた仕事も放り止め、行く当てなしに車に乗った。
「何処に行く?」は常套手段。ババとて目的地があるわけでなし「どこでもいいんじゃない」と、素っ気ない返事。
「新潟方面か?群馬方面か?」 「じゃあ、群馬方面に向かったら」
走りながら考える。「サファリーはどう?」 「うちと同じで定休日だよ」
「じゃ〜、上野動物園は?」「バカ言えよ、この時間じゃ無理だよ、それに上野なら新幹線の方がずっと楽だよ」
まあ、てな具合で、出たとこ勝負はいつものこと。
そんでも肝心の孫にリクエストを聞いてみた。「サファリーがいい!」
まずいこと聞いちゃった「あのねえ〜、サファリーは牧之庵と同じで、今日はお休みの日なんだよ」
あこそこと、思い浮かぶ場所を選んで一番近い伊香保の「グリーン牧場」にした。
ちょうど娘もお休みの日で、一緒に乗っていた。
何のことはない、ババと娘は久しぶりに「地球屋」に行って、お昼は「水沢うどん」が食べたかっただけ?
幸いなことにこのチビは、うどんが好物、食が細くてメニューに困っていた。
動物好きの孫は、大喜び。
山羊や羊に餌を食べさせたり、ミニカーに乗ったりして大はしゃぎ。
お昼は久しぶりの水沢うどん、食の細い孫も一人前をペロリと平らげた。
水沢うどん「田丸屋」大盛り・ゴマだれ 天ぷらは山菜 平日だと言うに満車の駐車場「地球屋」
さてはババお気に入りの地球屋へ、駐車場を見たとたんにビックリ!なんと、平日だと言うに車も止められないほどの混雑よ。
やっとの思いで車を駐めて、先ずは店内に赴けば、何と!またまたビックリ!
途轍もなく、どでかい真っ赤な鯉が天井からぶら下がってる。
口の中まで何かがいる?鯉の中味は綿だろうか?お腹に何か書いてある「瑞祥(ずいしょう)」か? めでたいことを予告するような現象、吉兆ってことか?
ビックリして店員さんに伺ったら、今年の端午の節句から飾ったんだそうな。
到る所にサルボボや細工物が施されて、暫し呆気にとられて見上げていた。
以前、何回となく御紹介した「ギネス認証の吊し飾り」を含め、ここのオーナーは、どでかいことがお好きな御仁らしい。それにしろスケールが半端じゃない!