札所23番の音楽寺を巡ると巡礼者のご一行様に出会った。
僕等とは違って、白装束の本格的な出で立ち。御一行の皆さんでお経を唱えての本格巡礼。
ところが! これがまた、我々の様な俄巡礼とはわけが違って、御朱印も大変なんじゃよ。
巡礼ツアーのご一行様なのか、御朱印帳と掛け軸の双方に、ドサッと山積みの御朱印。
御朱印を頂くスタッフが専門にいて、団体さんが参拝している間に御朱印を頂戴してるんじゃね。
だから、大勢の団体さんの後につくと、待ち時間をたっぷり取らされるんだね。
ちなみに、僕等も大分待たされて、お陰様でお昼の時間になっちゃったよ。
※ああ、腹減ったなあ〜
お昼は、事前調査をしていた秩父市街、番場町「妙見」という食事処で鰻重を頂いた。
午後からの一番巡りは、札所24番の法泉寺からだ。
※札所24番 法泉寺(ほうせんじ)
写真は登り切った石段の上段から見下ろした光景↑
百十六段の石段を登ると正面に観音堂
観音堂の左右の張り出し部分は山門の形になっていて、仁王像が納まっている。
↑何だか分からないが一休さん?
御朱印を頂くババ↑
※札所25番 九昌寺(きゅうしょうじ)
↓写真は山門の入り口だが、近年に建設されたと思われる道路が観音堂の手前を横切っている。ちょっと情緒的には残念な光景だが、これも車時代のなせる姿か?それにしろ、やっぱり勿体ない感じがする。
御朱印
↑ 山門を潜って参道を進むと小高い処に 観音堂 ↓が見える
参拝 ↑ を済ませ進むと、たっぷりと水を蓄える弁天池 ↓
池の土堤の小径を行くと、↑
こんもりとした茂みの中に本堂・弁天堂が建ち、前方に聳え立つ武甲山は絶景だ
御朱印は此処で頂く
☆三峯神社へ
九昌寺の参拝を済ませ、雨の中を「三峯神社」へと車を走らせた。雨は一向にやむ気配が無く、むしろ雨足が速くなってきた。
それにしろ、彩甲斐街道(国道140号線)は道路が狭い、狭いって言うより道路サイドのスペースが極端に狭く、ガードレールが側線際にすれすれに設置されてるから、新潟で運転慣れしてる我々にはもの凄く疲れるんだね。
それに、奥秩父はクネクネ道路、おまけにガスが掛かってるからライトを点けての慎重運転、いや〜疲れるよ。ほんとに!
要約、三峯の登り口に到着した。
なに?ダム湖の堰堤を渡るのかよ! うそ!こんな狭い道行けるのかい?
道路標示が出てるから間違いないんだろう? わたった途端に信号ストップ、前方から大型車が来たってことらしいんだ。
まさか、こんな道を山頂まで行くってのかい!?
仕方ない、ここまで来たからには引き返す訳にもいかず。兎に角、半信半疑で山道を走ったよ。
こんな天気だから、車の往来も疎ら、益々不安になってきた。
暫く走って、かなり登ったよな?
すると! 何じゃ此処?
信じられないような、二車線の広い道路? 道並みも整備されて、全く別世界!
ちょうど、高野山に来たみたい。こんな山頂に、こんな道路が、不思議な世界だよ。
案内標識に促されて進むと、広い駐車場に着いた。こんな悪天候の平日に、なんとまあ〜、こんなに車が!またまたびっくりだ!
駐車料金を払って、雨傘とズボンの裾をあげて、これからがお歩きだ。
雨は相変わらず降り続く。この雨降りの中、どれくらい登るんかいな?
覚悟を決めて登り始めた為に、案外あっさりと三峯の大鳥居が直ぐそこに。やれやれ、助かったわい・・・・・・。とうちゃこ!
※三峯神社(みつみねじんじゃ)
三峯山の標高1100メートルに鎮座する秩父三社の一つだが、すご!こりゃ凄い!日光の東照宮より、場所が場所だけに絢爛豪華。
その昔は、ケーブルカーで登ったそうだが、もっともっと前の江戸時代はここまで歩いての登山参拝だったろうが、それにしろビックリだ!
その昔は、どうやって建築資材を調達したんだろうか?考えただけでもその凄さが見て取れる。
少しでも神々の近いところを求めて、近づこうとする信仰心の強さ、ちょっと想像の域を超えた神業だ!
御朱印
春日造りの本殿は見事!ここまで来た価値は充分ありよ!
駐車場に車を駐めて、階段で神社へ(ババが登ってる)
参道の入り口に珍しい三鳥居が?
参道沿いに大きな石碑、江戸時代に三峯講が組織され 植林される莫大な本数の苗の寄進者の碑
間もなく歩くと立派な山門が現れる
見事な色彩の彫刻
本殿は春日造り、拝殿は権現造りだそうな
こんな場所にも贅沢な造り、ビックリだ(清めるババ)
御朱印を受けるババたち、見上げれば立派な宿泊施設が見える