※花の命は短くて苦しき事のみ多かりき
あっという間に命尽きる哀れな桜
桜、桜と言われしも、これほど短命な桜になると、価値観が問われる。どんなに綺麗でも、いくら日本を代表する桜と言えども、成木となって花を付けるまでの長い期間(待ち年数)を考えると、ほんの数日で終わってしまう花の観賞日数。いくら高貴なお花と申せど、あまりにも犠牲時間が多すぎる。
ここ数日の間、クドいくらいに綴ってきた「桜物語」、今日はもう桜吹雪、あっという間に散り行きて葉っぱが出てきた。
故郷桜島の女流作家 林芙美子が詠んだ「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」。
異常気象下、桜も苦労が報われずに悲鳴をあげている事だろうね。
(2024.4.15 撮影)満開の桜 ↑
(2024.4.17 撮影)花の芯部が赤みを増し葉っぱが出掛かっている。葉桜も時間の問題だね。下の水仙は桜よりも前から咲いて、まだまだ先まで咲いているだろうね。「花の命は短くて・・・」「ぱっと咲いて、ぱっと散るのが桜の・・・」だけど、もうちょっと頑張って欲しいもんだよ。勿体ないよ。