昭和40年8月18日
豊後竹田の駅舎で朝を迎えた。
それにしろ、蚊に刺されて寝不足気味だ。
豊後竹田5:16の一番列車で宮地6:15着、乗り換えて阿蘇に向かう。
列車の中で、友人や自宅に手紙を書いた。
この辺から、朝の阿蘇山は美しい姿を見せる。
宮地にて列車の中で送った絵はがき
みんな元気ですか、僕はもう別府の見学を終え、昨夜は豊後竹田に一泊しました。
そして今日(18日)朝6時16分の熊本行きに乗りました。
今汽車の中でこれを書いていますが、外は美しい阿蘇山が雄大です。
今日は存分阿蘇山を見学です。
阿蘇駅には6:28に着いた。
眠い目をこすりながら、まずは洗面、車中で書いた絵はがきを投函して、バスの発着所で手続きを済ませ時間待ち。
朝日に輝く阿蘇山は雄大だった。
阿蘇ハイライン(約3時間30分)
阿蘇7:40→山上駅→火山西→火山東→仙酔峡→阿蘇11:00
阿蘇の記・・・・・(昭和40・8・18旅日記より) 僕はもう、この阿蘇山を見たから帰ってもいい。
太古から噴煙を噴き上げて今日まで、延々と活動してきた。
九州路はこの阿蘇山で集約された。
来てよかった!兎に角、来てよかったなあ〜。
群れ遊ぶ放牛、澄み切った空、中岳の白煙、外輪山、米塚、緑の山肌、散々とした噴石、阿蘇には神秘的な光景と自然の雄大さを見た。