牧之庵も県外車が大半を占めてきた。GWが始まったんだなあ〜と、実感する。
またまた、山(山菜)が僕を呼ぶ!今度は「ゼンマイ」の声がする。「出たよ!、出たよ」と、誘ってきた。
仕方ないので、30日早朝、起きて直ぐに誘いにのった。さすが誘惑するだけのことはある。
先日の下見の偵察予想に反して、ゼンマイがいっぱい出てきた。
さほどの期待はしなかったので、本格的な山菜採りの用意をしてこなかったのだ。
そば打ちを控えていたので1時間ほどで帰宅したが、あるわ、あるわ、沢山の収穫だった。
後の処理は婆様の仕事、綿を取ってもらい、茹でてからムシロに広げ乾燥させるのだが、これまた手間の掛かる仕事なのだ。お日様に当てて、ただ乾せばいいてもんじゃない、手でもみながら乾燥させないと柔らかくならないのだ。
乾燥させると、嘘のように僅かの量になるが、水に浸けて戻すと、やや元の量になる。
先人達の知恵、保存食なのだ。
そして今日、牧之庵の営業を終えて再び山に向かった。
牧之庵のお客様の1組が、沢山の山菜を採ってきて、帰りにお越しになった。
伺えば「コシアブラ」が最盛期だという。それを聞いては黙っていられない。
これまた、僕の行き付けの「コシアブラ」の畑?に向かったて訳。成る程、行ってみなければ分からないもの、春は予想外に一挙に進んでいる。
最近は山菜採りのブームだが、地元民より地方の人の方がキャッチが素早く、季節を逆に知らされる。
目的は「コシアブラ」なのだが、ゼンマイが一挙に伸び出して、暫しコシアブラ抜きでゼンマイ採りに夢中になった。
この場所で、今時季、この商売、山菜は付き物だが、どうにかすると地方のお客様からの情報が先で、やり難い面がある。面目挽回、取りあえずは「コシアブラ」と、先日採ってきた「アブラコゴメ」で暫くは乗り切れそうか?