頑張れ脱サラ主人たち！
お昼の閉店時間（２時）を過ぎていた。
２組の遅きにお越しのお客さんがいらっしゃったので、店を閉めずに我等が食す賄い食を作っていたんだね。
咄嗟にババが呼んだんだよ「お父さん、ちょっと来て！」なんのことはない、テレビを見ろってことらしい？
そこには、４０歳代で脱サラをして「蕎麦屋」を開いた人が紹介されていた。途中から見始めたから、全般はわからなかったが、どうも店を開く前の準備期間中らしい？
暫く見ていると、仔細がわかってきたんだ。
栃木の佐野市、郊外の一軒家を改造しての開業らしい。
それにしろ取材班も、よう調べたもんだ？開業してからの報道が一般的だが、計画段階から追って、資金計画、店舗探しから改装計画、改装状況から開店、あげくの果ては売り上げから収支まで公開したんだね
。地方局だから、放送日が変わって、ご覧になった方もいらっしゃるでしょうね。
「脱サラ、そば屋」、この響きが、かつての自分等に置き換えて、他人事には思われないんだね。
決意して踏ん切るまでの決断、あれこれと思いを膨らませる準備期間、ワクワク感と不安が入り乱れて、開店と共に高ぶる緊張感、昨日のことのように思い出されるんだよ。
さて、開店当日、目標にしていた初日の売り上げだが？残念にも半分ほどだったようだ。
その後の追跡では、頑張っているようだ。「頑張れ！頑張れ！」本気で声援を送る自分が居た。
続いて路地裏に開いたラーメン屋さん、目抜き通りに１億円も掛けて開店したパン屋さん。
同様に当初から、追跡調査で写しだされた。
大小あっても思いは同じ、自分等の開店当初に思いを馳せて最後まで見入っていたよ。
題して「大不況に負けない！頑張れ脱サラ主人たち 開店ドリームショップ」
ああそう、あそう？？？
そうなんだね、食べ物商売は、世の景気に大きく左右されるんだね。
思い起こせば、僅か６年半弱の短い期間だが、始めた時期は、バブルが弾けて長期不況の真っ直中、ちょっと軌道に乗りそうだ、と思いきや中越地震でガタ落ち、やれやれちょっとは定まったかな？で「中越沖地震」、風評被害のダブルパンチ、気を持ち直して一踏ん張り、はてして今度は「原油高騰」だ！
ガソリン高騰でお客さんの足が遠退き、売り上げが落ち込んだ挙げ句、灯油にガス、小麦粉、油、あれもこれもの値上がり合戦、電気料まで便乗値上げ？
多少のことは慣れっこになってしまったわい。
何？今度は「サブプライム？」なんじゃそれ？
おお！ガソリンが下がってきた！よっしゃ、少しは上向きになるっぺかない？
下がる下がる、ガソリン値以上に株価が下がる、ドルが吹っ飛んだ！円もこれからバラ撒きじゃ！
そうそう、お国じゃ、円をバラ撒くそうじゃない？何やってんのか知らねいが「ああそう、あそう」で、円まで吹っ飛んじゃいそう？
これって、選挙違反じゃあんべいか？国民すべてに買収？いや？選挙権ないもんも高い（２万円！）からね。
ヘヤ〜！幾ら掛んのよ？何兆円？
ちょと、ちょっと！
