18日の土曜日は、親戚の法事があって出掛けてきた。11時から自宅で49日の法要、正午から料理屋さんでお齋だったが、僕は読経だけ臨んで、なおらいは失礼させていただいた。
この親戚は、標高500メートルに位置する「栃窪」という山村集落。今でこそ、立派な道路ができて、車で行けば20分足らずで到着するが、その昔は大変だった。
実を言うと、母親がこの集落から嫁いで来たんだね。だから、幼少の頃、何かにつけては母親に連れられて歩いて行っていたんだよ(当時は、車なんか無かったし、あったとしても道が狭くて通れない)
本道じゃなくて、○○街道とか言う狭い近道を、まるで登山するような気持で登っていったんだ。それが嫌でね〜、三歳年下の弟は、特別気にもせず喜んで行ったようだが、僕は何かと駄々をこねて、できれば逃げたい心境だったね。
なにしろ、簡単に開けた登山道だから、雨水と濁流で彼方此方が侵食され、草木が覆い被さるように茂って、それらの枝木に捕まりながら登っていったんだ。
今じゃ、まるで別世界、変われば変わったもんで、車を走らせれば、何の苦無しに玄関先まで乗り入れられる。
そんな山村の集落だが、この棚田のあぜ(畦畔)を利用して「草刈りアート」を楽しもうとする計画があるんだそうだ。
そう言えば、車で上がっていく途中で、何ヶ所か人が集まって作業をしていた。あの雨の中、アート作りに頑張っていたんだね。
今日(19日)、お昼の営業を終えてから出掛けてきた。途中から、もの凄い豪雨となって、ワイパーも間に合わないくらいに強く降ってきた。30分ほどして小降りになったので、何ヶ所か見学させて貰った。
全く知らなかったが、今年が2回目の「棚田草刈りアート日本選手権大会」というイベントだったんだね。僕が行った頃には、参加24チームの審査も終えて、見学者も強雨の為、数人程度だったね。
ちょっと紹介しますね。