大内宿から
前回(先月の10日)訪れた時も観光客で賑わっていたが、駐車場は空きのスペースがあって、スムーズに駐車できた。
今回は進入口の手前から道路が渋滞して、5.6百メートルもの長蛇の列、週末と紅葉時期が重なって、観光バスも頻繁に出入りする。
両脇に並ぶ茅葺き屋根の家々を眺め、軒先で営む土産物を覗いたり、串に刺したコンニャクや、焼団子を頬張りながら進むと、突き当たりの山裾の高台に、一際大きな茅葺き屋根の食堂がある。
ちょっと見上げると、何やら神社らしき建物が見える。
幅の狭い急な石段があって、そこを登り切ると「高倉神社」がある。
ここから見下ろすと、大内宿の家並みが一望、行き交う人々も小さく見えて、さながら江戸時代にタイムスリップする。
前回も、あるお土産屋さんで麺棒を2本買ってきた。あまりの使い良さに惚れ込んで、今回も2本買ってきた。
面白いことに、前回よりも幾らか高くなっていたが、それにしても安い!
我が家から、200キロを満たない距離なのだが、クネクネとした山道の峠越えは時間が掛かった。
国道252号線を走り、県境を過ぎ暫くすると「田子倉湖」のダムサイドに到着した。
途中の遅きの紅葉だったが、それでも綺麗に色付いたブナや、カエデの葉っぱを楽しみながら、ダムサイドで暫しの小休止。
温かいキノコ汁が美味しかったねえ。土留めの壁面に蔓延った蔦が、真っ赤に色付いて綺麗だった。
このルートも、もう暫くしたら冬期通行禁止で閉鎖されるんだね。
4時間を掛けて漸く到着、散策したらお腹も減って来た。
お昼は、喜多方まで行って、ラーメンを食べる予定だったが、ここまで来て、前回逃した「ネギそば」なる物を食すことにした。
温かい汁と、冷たい汁を選べるが、ここまで来るとさすがに外気が冷たい、温かいそばを注文した。
30センチほどの一本のネギが付いてきた。
この一本の長ネギで蕎麦をすくって食べるのだが、誰が考えたのか風流だ。
ネギは薬味として囓ってもいいと、お店のお嬢さんが教えてくれた。
☆ここまで来たら、やっぱり喜多方
帰りに、ベッタリと七味の振られた大きな手焼きせんべいを囓りながら、向かうは会津若松、更に20キロ先の喜多方へ到着。
目指すは勿論「喜多方ラーメン」、ここには、過去4.5回は来ているが、そのうち4回とも「来夢」というラーメン屋さん。
とろけるようなチャシューと、ちょっと太目の縮れ麺が、癖になりそうなあっさり系の汁に馴染んで、そりゃ〜旨い!
2年ほど前にお店を改築したんだそうで、外観はすっかり昔の面影はなかったが、地理的感覚は鮮明に脳裏にあって、ストレートにお店に着いた。
ウウ〜ン、この味、店舗はすっかり綺麗になったが、味は昔のまんまだ。
蕎麦を啜ってから、ほんの1時間も経たないんだが、おいらは大盛りをペロリと平らげた。ああ旨かった!
帰りは会津若松から磐越道に上がって、新潟、長岡を経て3時間余。