朝から雨が降っていた。
牧之庵は師走に入って、すっかり冬籠もりモードに入っちゃったよ。
「この冷たい雨じゃ、今日も駄目だわい」半分諦め気分で暖簾を掛けた。
雨は降っているが、この時期としては暖かい気温、みぞれが混じるほどの寒さではない。
週明けの7日(月)は、二十四節気の「大雪(だいせつ)」で、時期ここに至っては、一日一日が儲け天気で、いつドカッと来られても、それまでのこと。
玄関脇で「山茶花」が、沢山の蕾を付けて膨らませ、先咲きが数輪開いてきた。
やはり、暖冬なんじゃねえ〜、普通であれば、丁度良い案配に蕾を膨らませて、そろっと咲き出すのかな?と待っているが、霜が降りたり、朝晩の冷え込みで、蕾のままで終わってしまうのが実情なんじゃよ。
この状態だと、どうやら山茶花を楽しみながらの年末年始になりそうじゃね。
単純に楽しむばかりじゃ済まされない怪奇現象、暖冬小雪じゃと、世の不況に追い打ちを掛けられて、例え暖かな冬であっても、凍えるような不況風となりや。
最近の娑婆も様変わりで、新型インフルエンザ(インフレエンザ?)が流行っているに、デフレエンザが猛威を揮う。
インフレ(ル)エンザはワクチンがどうのこうのと、厚労省の責任回避。
デフレエンザのワクチンとかは?いつぞや、どこかのお偉いさんが、どちらに効くかは定かでないが、確か?お札ワクチン「円降る」をばら撒きおった。
ど〜も、大した効能は無かったようで、責任とって首のすげ替え。
ここ師走に至っては、時期「大雪」と相まって、デフレエンザが大流行。
やれマニフェストがどうたらこうたら、語呂合わせの削り合戦、猿芝居も見飽きてしまった。
身内の小火も消せぬまま、主は何を思うてか?サラリと反す本家との約束。
甲斐性無しの父ちゃんの所為で、母ちゃんは苦労のしっぱなし。そうじゃないんじゃよ、娑婆に甲斐性が無すぎるんじゃ!
仕事したくても、何にもありゃせん!運良く有り付いても日銭稼ぎ、周りを見れば、いや倒産だ、首切りだ、ボーナスどころじゃねいんだよ。給料貰えれば上等なんじゃ、大概は。
そりゃー、無駄を徹底的に洗い出すのは大事じゃが、種子代まで絞ったら、生産も出来ないよ!
良し悪しは別にして、それなりに機能してきた今までのシステム、すべてを洗い出して新しいシステムで機能させるまでに、段階的に刺激しないと、凍死しちゃう。今のデフレエンザ、舐めちゃあかんぜよ。
この冷え込み、半端じゃないよ!今は、機能麻痺しちょる。自信喪失させとるよ!
早う、手を打たなきゃ、思い切った策をね。ホント、頼むぜよ。
最悪の年の瀬、せめて新年は些かの光明を・・・・・・・と。
山茶花よ、あんたに罪はない。折角だから、咲くならキチンと最後まで綺麗な花をみせとくれ。